ジョン・トーマス


 



年産400ケースしか造られていないオレゴンでも究極のレアワインだ。非常にエレガントでブルゴーニュを思わせる深みも感じさせ、非常に上質なピノ!

ワイン商クラモチが、オレゴンには絶対にワールドクラスのピノ・ノワールがあるはずだ、という確信のもとに自らの足と舌で捜し求めたトーマス・ワイン。畑の栽培からワイン造りまでたった一人の力で完成させるトーマス・ワインを造るのはジョン・トーマス氏。年間生産量400ケースの手作りワインです。

大学で地質学を専攻したトーマス氏は、ヤムヒル・カウンティでも特にピノ・ノワールに適していると思われるウィラケンジーと呼ばれる土壌に固執しました。ウィラケンジーはかつて海底が隆起した堆積層で、浅い表土、そして砂の含有率が多く、水はけのよいのが特徴です。

トーマス氏が自分で建てたこれまた手作りワイナリーの周囲に広がるぶどう畑は4エーカー(1.6ヘクタール)で、そのうち1/4にあたる1エーカーは現在、フィロキセラ禍による植替えのため、ぶどう樹は生産樹齢に達していません。この植替えでシャルドネを全て引き抜き、現在は100%ピノ・ノワールの栽培に徹しています。
気になるクローンですが、オレゴンで広く植えられているポマールとヴェイデンズヴィルを使っています。もちろん自根のまま植えられた最初の植付けは1984年ですから、最も古い樹は20年近くになろうとしています。

ゴーイング・マイウェイとはこの人のことをいうのでしょうか、と思うほど自分の仕事に自信を持ち、実力を誇示することは全くありません。畑ではぶどう樹1本1本に愛情をかけて水を蒔き、秋の収穫でワイナリーに搬入する量はわずか2トン(30hl)に満たない年がほとんどです。大切なぶどうは、酪農のミルクタンクを改造した開放式の手作りステンレスタンクで発酵され、アルコール発酵が終わると簡素なバスケットプレスで、圧力を手の感触で確認しながら搾汁していきます。瓶詰めも手作業であるため、狭いセラーは瓶詰めの機械、発酵タンク、瓶詰めされたワインが同居します。しかし、樽熟成の部屋に入ると、小石を敷きつめ、ひんやりしっとりと最適な熟成環境が工夫されているのです。一列に整然とならぶ樽の中には、最後までトーマス氏の愛情を受けようと、ワインが静かに眠っています。いつ行っても流れているクラッシック音楽を楽しんでいるのは、ジョン・トーマス氏だけではないようです。

トーマス・ワインはオレゴンの地元以外は、ニューヨークなど米国東海岸の高級レストランのみでしか見かけることありません。


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