ジャンテ・パンショ


 

2005年から若干造りが変わり、長熟傾向のワインとなりましたが、ほぐれてくると非常にチャーミングな姿になり、また違ったパンショの魅力が見えてきます。

1982年に畑を受け継いで以来確実に腕前を上げてきている造り手である。村名の畑の古木だけから造られるジェヴ レ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュがブルゴーニュトップ15の一つに選ばれたことを見ても解るように今や世界的に注目を集めている作り手でもあ ります。

市場で購入した人の評判が悪いケースがありますが、それはコンディションが良くないことが原因です。いくつかのイン ポーターがあるのでインポーターを厳選しなければけっして美味しいワインを飲むことが出来ません。コンディションが良ければ実に酒質が柔らかく果実味に溢 れ素晴らしく優しい質感を持っていることに驚かされます。

ジャンテ・パンシオは13.5haの畑をジュヴレイ・シャンベルタン、ブロション、マルサネとシャンボル・ミュジニーに所有しています。

ドメーヌ・ジャンテ・パンシオは1955年にエドモンド・ジャンテ氏によって創設され、現当主のヴァンサン・ジャンテは1977年からワインつくりに参加し、その運営を一手に引き受けるようになったのは1989年のことです。
1991年に、ジュヴレイ・シャンベルタンに4ha、1994年には0.6haのシャンボル・ミュジニーとシャンボル・ミュジニー1級、1999年にはドメーヌ・ヴァシュ・ルソーのジュヴレイの畑のパーセルも取得しました。

ヴァンサン・ジャンテになってからのワインの評価は著しく上昇し、クラスモン、ステファン・タンザー、ワインスペクテーター、パーカー氏などによって高得点をつけられ、店頭などで見かけたらすぐに買うべきとまでいわれています。
土の分析の結果によって、土の感触と生態を改良するためにオーガニックを行っています。ブドウ畑の除草は鋤で掘り起こすことだけで行っています。

ブドウ畑の80%はグイヨ・サンプルにしています。その他の若木に対しては、樹勢が強いので収穫量抑制のためにコルドン式剪定を採用しています。
ブドウの樹の生育のためにはリュット・レゾネ農法を取り入れ、除草剤の使用はしないで、肥料も特に用いず、その都度土に不足している成分を補う程度に留めています。
さらに、短い剪定、芽掻き作業、必要な時にはヴァンダンジュ・ベルトゥも行い徹底的に収量を抑制しています。
収穫はすべて手作業だけで行い果実が傷まないように小さなケースを使用しています。

【醸造】

ドメーヌ・ジャンテ・パンシオンの収穫は、手で選果をしながら進められ、ぶどうの粒を破損しないように小さなケース に入れて運びます。そして特筆すべきは選果台でしょう、コンベア部分が微振動で動き、粒単位で選果できる素晴らしいものをジャンテ・パンシオは採用してい ます。

100%除梗し破砕してから、8~10日間は10℃で低温浸漬させて果実のフルーティでデリケートな味わいと色素を抽出させます。
天然酵母で発酵させ、温度は22℃で行い、33℃以上にないようにコントロールしています。 アルコール発酵が終わると、人の手によってプレスを行います。アルコール発酵中は朝と晩の1日2回ピジャージュを行い、樽熟成中マロラクティック発酵開始 までは2週間に1回バトナージュを行っています。
ワインはエルヴァージュのために新樽に移します。

【エルヴァージュ】

新樽の比率は30%で、1年使用の樽を30%、そして2年使用の樽を40%使っています。マロラティック発酵はカーヴの中で春ごろまで続きます。
15~18ヶ月の樽熟成をした後に澱引き、コラージュ、フィルタをしないで瓶詰めしています。

【所有畑】

ジュヴレイ・シャンベルタン全体で7haを所有。ここに用いられるのは約77年樹。17箇所の小区画のブレンド。
樹齢が高いため、収量はグラン・クリュよりもさらに低い33hl/haとなる。

ジャンテ・パンショは、ヴァン・ヴィーノ・ブリュレでもグラスワインとして定番化していたのですが、それだけ間違いなく美味しいワインとして絶大の信頼を抱いていたワインです。

柔らかくジューシーで、畑の格の違いによって味わいの深さも明確に表現出来ていて実に見事な姿のワインを造り出します。

彼の優しさがそのままワインに現れているようなワインなのです。


シャルム・シャンベルタンがなんといっても圧倒的な存在ですが、それ以外のワインも驚くほどに魅力的。そう、魅力度の高さが彼の魅力となっているのです。


実はジャンテ・パンショは昨年まであまり評判が良くありませんでした。

私はその理由がよく分からなかったのですが、調べてみるとインポーターがいくつかあるようなのです。

私は以前はオーデックス・ジャパンで購入していましたが、最近はヴィノラム。

それ以外のインポーターのワインを飲む機会があったのですが、あ~これじゃ無理だな、、そんな状態でした。壊れてしまうと、こんなにも魅力が落ちてしまうんだなと言うことを実感しました。こんな生産者が、何と多いことか、、残念です。


奥さんと離婚したために2005年から生産量を増やしたこともあり、ちょっとスタイルに変化があり若干硬質感が出たように感じますが、それでも魅力は健在です。

パンショのワインは2005年、2006年と珍しくヴィンテージの影響もあり、かなり閉じた状態でした。

2005年のブルゴーニュ・ルージュと、村名ワインまでは開いて来ていますが、2006年は先日飲んでみましたが、まだ若干堅さがあります。

この堅さの感じは、カミーユ・ジルーと同じようなので、多分開き始めるのは同じ頃になると思われます。

2005年のピノ・ファンが驚くほど素晴らしかったので、2005年はとてつもないポテンシャルを秘めていることは確かです。

開いてくるのが楽しみです。何しろ大量に買っていますから、、。

2008年ヴィンテージに関しては、まだ飲んでいないために判定は出来ませんが、多分早熟で美味しくなりそうです。

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