Riesling V V
リースリング・ファン・フォルクセン
品種:リースリング 100%
植樹:30年未満
位置:モーゼル川沿いとザール川沿いの急斜面
土壌:デヴォン紀のスレート粘板岩の土壌、一部に流紋岩と硬砂岩が混じる
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ステンレスタンクで6~7ヵ月間熟成
辛口のSchiefer Rieslingのオフドライバージョン。アジア料理、グリルした魚、甲殻類,そして白い肉とのペアリングがオススメ。アペリティフとしてもよい。キュヴェ名のVVはVan Volxemのイニシャル。辛口寄りのオフドライ。
Schiefer Riesling
シーファー・リースリング
品種:リースリング 100%
植樹:30年未満
位置:モーゼル川沿いとザール川沿いの急斜面
土壌:デヴォン紀のスレート粘板岩の土壌、一部に流紋岩と硬砂岩が混じる
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ステンレスタンクで6~7ヵ月間熟成
樹齢30年以下のやや若いブドウ樹からのワインで、粘板岩のミネラル感をくっきりと表現しつつ、心地よい酸味が調和している。控えめなアルコール濃度と魅惑的な果実味、いつまでも飲み続けたくなる飲み心地。夏のさっぱりとした料理にあう。
2020年産から自家所有するブドウ畑の収穫100%で醸造するようになったので、ラベルデザインを変更した。
Sear Riesling
ザール・リースリング
品種:リースリング 100%
植樹:30年以上
位置:南向き(ザール各地の急斜面の畑)
土壌:粘板岩、流紋岩、珪質斑岩、硬砂岩
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ステンレスタンクで6~7ヵ月間熟成
シーファー・リースリングはモーゼルのブドウも使っているのに対して、ザール・リースリング はザールのブドウのみを使う。ザールの土壌は粘板岩だけではなく、流紋岩、珪質斑岩、硬砂岩などの火山性土壌が混じるのが特徴。樹齢30年以上の急斜面の収穫は、エントリーレヴェルのワインとはいえ、すでにグラン・クリュの風格を垣間見せている。
Altenberg Alte Reben Riesling Grosses Gewachs VDP
アルテンベルク・アルテ・レーベン・リースリング・グローセス・ゲヴェクス VDP
品種:リースリング100%
樹齢:1920年頃
位置:標高145~260m、斜度50~85%、南東向きの極めて急峻な斜面
土壌:灰色粘板岩土壌、火山性の流紋岩、珪質斑岩の塊が多く混じった土壌
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約11ヵ月間熟成
カンツェマー・アルテンベルクの畑の古木の区画で、ペルゲンツクノップ、ゴッテスフースとならび、ファン・フォルクセン最上のワインの一つ。2002年頃に入手した古木の区画。棒仕立ての約9000本の支柱を交換した。ファン・フォルクセンのワインの中で最も凝縮していて、貴族的で、スレート粘板岩の暖気と岩がちな土壌の特徴がはっきりと表れている。
Gaisberg Riesling Kabinett VDP.Große Lage
ガイスベルク リースリング・カビネット VDP.グローセ・ラーゲ
品種:リースリング 100%
植樹:2016年
位置:西~南西向きの、ザール川の支流の急斜面に位置する。ボックシュタインの畑の東隣。斜度50~72%、標高170~260m
土壌:風化した赤色粘板岩
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約6~7ヵ月間熟成
ファン・フォルクセンが2015年から取り組んでいる、忘れられた銘醸畑ガイスベルクの復興プロジェクトのワイン。2020がファーストヴィンテッジ。詳しくは以下のコラムを参照。
http://racines.co.jp/?p=6034
Sekt 1900 Brut Riesling
ゼクト 1900 ブリュット・リースリング
品種:リースリング100%
植樹:一部は自根の古木、1900年頃植樹
位置:ザールの支流の渓谷の複数の畑
土壌:粘板岩土壌に火山性の珪質斑岩、流紋岩、硬砂岩が混じる
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約11ヵ月間熟成
最長5年間、伝統的瓶内二次発酵を行う
1900年頃、ザールはスパークリングワインの醸造で繁栄し、ヨーロッパ各地のレストランやホテルで賞味され、賞賛された。今もザール川沿いにある醸造所の豪奢なたたずまいが、当時の繁栄ぶりを物語っている。キュベ名の1900は、栄華を誇った当時へのオマージュ。古木の完熟したリースリングに由来する、複雑で繊細かつ芳醇な味わい。
Gottesfuss Alte Reben Riesling Grosses Gewachs VDP
ゴッテスフース・アルテ・レーベン・リースリング・グローセス・ゲヴェクス VDP
品種:リースリング100%
樹齢:120年以上、植樹密度11000本/ha
位置:南~南西向きの極めて急峻な斜面。斜度50~90%, 標高160~260m.
土壌:灰色粘板岩に風化した赤色粘板岩と硬砂岩が混じる土壌、赤味を帯びているのは鉄分に由来
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で11ヵ月間熟成
ヴィルティンガー・ゴッテスフースの畑の西の端の最上部に位置する。絶壁のような急斜面の作業は、アルピニストの体力を要する。精神的な力のみなぎるようなワイン。濃厚さ、凝縮感、余韻、絹のようななめらかさ。高貴な舌触り、ストラクチュア、口中の感触。爆発的に広がる果実味、バラの様な香り。繊細で透明感のある果実味に、上品さとともに、どこか朴訥とした、なつかしさを感じる。熟成能力も高い。
Goldberg Riesling Grosses Gewachs VDP
ゴルトベルク・リースリング・グローセス・ゲヴェクス VDP
品種:リースリング 100%
植樹:1976年
位置:南西向き、斜度38%、海抜235m
土壌:赤色粘板岩土壌と火山性の流紋岩・珪質斑岩
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約10~11ヵ月間熟成
VDP.のグローセス・ゲヴェクス。ザール川から少し西の内陸に入った、南西向きの急斜面の畑。完熟した黄色い果実を思わせる独特な上品な果実味、なめらかで緻密かつ繊細な味わい。
2021年産は生産者の納得する仕上がりにならなかったため、畑名ワインとしてリリースされなかった。
Wiltinger Riesling
ヴィルティンガー・リースリング
品種:リースリング100%
樹齢:30歳以下
位置:南東向き
土壌:灰色粘板岩、火山性の流紋岩もしくは珪質斑岩を多量に含む
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ステンレスタンクで6~7ヵ月間熟成
2017年産から「ヴィルティンガー・リースリング」。ヴィルティンガー・ブラウンフェルスの畑の収穫は、区画「フォルス」をVDP.GG、それ以外を村名に由来する「ヴィルティンガー」としてリリースしている。ブラウンフェルスの畑名は、粘板岩の色が褐色を帯びているのでその名がある(ブラウン=茶色、フェルス=岸壁)。
Scharzhofberger Riesling Grosses Gewachs VDP
シャルツホーフベルガー・リースリング・グローセス・ゲヴェクス VDP
品種:リースリング
植樹:1970年代頃
位置:南~南東向き急斜面、斜度30~60%、標高180~310m
土壌:風化した青色粘板岩土壌
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約11ヵ月間熟成
ザールといえばこの畑。ドイツワインのグラン・クリュとしてあまりにも有名なこの畑は、ザール川から東へ数キロ離れた内陸にあり、孤高の存在感を漂わせている。粘板岩はとりわけ細かく風化していて、やや冷涼な畑の立地条件でブドウがゆっくりと熟すことと相まって、まるで塩分のようなミネラル感と、酸によるストラクチャーの存在が、この畑の典型的な特徴が、この生産者の完璧主義的な栽培と醸造で見事に表現されている。
Alte Reben Riesling
アルテ・レーベン・リースリング
品種:リースリング100%
樹齢:約30-120年
位置:ザールの複数の畑、急斜面
土壌:様々な粘板岩土壌、火山性の流紋岩や珪質斑岩、硬砂岩が混じった土壌
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ステンレスタンクで6~7ヵ月間熟成
古木ならではの味わいと、長期熟成能力を備える。なめらかでち密なテクスチャー、繊細で複雑な味わい、塩気のようなミネラル感、ザールならではの繊細で明瞭な酸味、完熟した果実の甘みと長い余韻。大振りなグラスで楽しみたい。
Scharzhofberger Pergentsknopp Riesling Grosses Gewachs VDP
シャルツホーフベルガー・ペルゲンツクノップ・リースリング・グローセス・ゲヴェクス VDP
品種:リースリング
植樹:1950年頃
位置:南南東~南南西向き斜面、斜度20~60%、標高216~300m
土壌:デヴォン紀の青色粘板岩に少量の赤色粘板岩、硬砂岩
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約11ヵ月間熟成
シャルツホーフベルクの丘の中央付近の上部にある小さな区画で、より冷涼な環境でブドウはゆっくりと熟す。近年の温暖化で恩恵を受けている。シャルツホーフベルクの中でもいっそう緻密なテクスチャーで、奥行きと複雑さと気品はドイツ最高の辛口リースリングにふさわしい。熟成能力も極めて高い。
Rotschiefer Riesling Kabinett
ロートシーファー・リースリング・カビネット
品種:リースリング100%
植樹:不明
位置:ザールの複数の畑
土壌:風化した赤色および灰色粘板岩土壌
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ステンレスタンクで6~7ヵ月間熟成
ザールのリースリングならではの、生き生きとして繊細な酸味と熟した果実の優しい甘さ、そして鉄分を多く含んで赤味を帯びた粘板岩土壌のミネラル感と、約10%の低アルコール濃度が魅力。
Bockstein Riesling VDP.Großes Gewächs
ボックシュタイン・リースリング VDPグローセス・ゲヴェクス
品種:リースリング 100%
植樹:1970年
位置:南南西向きの斜面、海抜253m、斜度71%、ザール川の支流の渓谷に位置する
土壌:粘板岩と硬砂岩の混じった土壌、一部珪質砂岩、黄土
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ザール川支流の狭い谷間に位置し、オックフェン村を懐に抱くようにして広がるブドウ畑。斜度
38%.斜面の上部の森が寒風を防ぎ、暗色の土壌と相まって温暖な栽培条件に恵まれている。ローマ時代からブドウ栽培が行われており、畑名の由来もディオニソス信仰にまつわるヤギ(ガイスボック)に由来するとも、土地の所有者だった貴族ボック家に由来するとも言われている。
棒仕立てだった古木を垣根仕立てにして栽培している。
Schonfels Riesling VDP.Großes Gewächs
ショーンフェルス・リースリング VDPグローセス・ゲヴェクス
品種:リースリング 100%
植樹:1970年
位置:南東向き、斜度75%。海抜228m
土壌:灰色粘板岩に火山性の流紋岩や珪質斑岩、硬砂岩
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約10ヵ月間熟成
ザール川にむかって吸い込まれるように落ち込む斜度74%の急斜面のブドウ畑。伝統的な棒仕立てで栽培される。2019年にファン・フォルクセンのラインナップに加わった。
Volz Riesling VDP.Großes Gewächs
フォルツ・リースリング VDPグローセス・ゲヴェクス
品種:リースリング
植樹:1935~1985年頃
位置:南~南南西向き斜面、斜度42~55%, 海抜200~250m
土壌:灰色粘板岩に火山性の流紋岩か珪質斑岩が混じった土壌
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
木樽で野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約11ヵ月熟成
"フォルツ”(Volz)は1971年のドイツワイン法以前は単一畑で、1868年の格付け地図では最上級に分類されていた。ヴィルティンガー・ブラウンフェルスの最上の区画。樹齢60年を超える古木が多い。他のグランクリュよりもややおとなしく、品の良い印象を受ける。GGの中では最も親しみやすい味わいのリースリング。
Ritterpfad Riesling Kabinett VDP.Große Lage
リッタープファード・リースリング・カビネット VDP.グローセ・ラーゲ
品種:リースリング 100%
位置:南南東~南西向きの、ザール川に背を向けた斜面に位置する。斜度45%、海抜264m
土壌:鉄分を含み赤色を帯びた粘板岩と灰色粘板岩の混じった重い土壌
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約8ヵ月間熟成
Goldbergと同じヴァーヴェルンWawern村の同じ斜面にあるが、こちらのほうがザール川に近い位置にある。Ritterpfadは「騎士の小道」の意味。同じく甘口のRotschiefer Kabinettの上級品。
Bockstein Riesling Spätlese VDP.Große Lage
ボックシュタイン・リースリング・シュペートレーゼ
VDP.グローセ・ラーゲ
品種:リースリング 100%
位置:南~南西向きの斜面。標高180~320m。斜度35~60%。ザール川の支流の渓谷に位置する。
土壌:粘板岩と硬砂岩の混じった土壌、一部珪質砂岩、黄土
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
木樽で約8ヵ月間熟成
ザール川支流の狭い谷間に位置し、オックフェン村を懐に抱くようにして広がるブドウ畑。斜度38%.斜面の上部の森が寒風を防ぎ、暗色の土壌と相まって温暖な栽培条件に恵まれている。ローマ時代からブドウ栽培が行われており、畑名の由来もディオニソス信仰にまつわるヤギ(ガイスボック)に由来するとも、土地の所有者だった貴族ボック家に由来するとも言われている。
Altenberg Alte Reben Riesling Auslese VDP.Große Lage
アルテンベルク・アルテ・レーベン・リースリング・アウスレーゼ
VDP.グローセ・ラーゲ
品種:リースリング100%
樹齢:1920年頃
位置:標高145~260m、斜度50~85%、南東向きの極めて急峻な斜面
土壌:いろいろな粘板岩に、火山性の流紋岩、珪質斑岩、硬砂岩が混じった土壌
手作業で収穫、選別を経て、最新式のプレスマシンでやさしく丁寧に圧搾
ステンレスタンクで野生酵母とともに醗酵、培養酵母・酵母の栄養剤・酵素・清澄剤などは一切使わない
ステンレスタンクで約6~7ヵ月間熟成
カンツェマー・アルテンベルクの畑で、収穫の際に選り分けられた貴腐菌のついた葡萄を使用。