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Le Coste レ・コステ



Le Coste
レ・コステ


 元々はラシーヌの合田さんが彼を見いだしまだワインを作る前から目を付けていた人物だ。
ワインは年々進化しており、いかにも自然派らしい姿から現在ではかなりイメージが
変わってきている。まさに目を離せない生産者の一人!
Pizzicante Rosso 2021
ピッズィカンテ・ロッソ 2021
サンジョヴェーゼ、チリエジョーロ、メルロー。除梗し、約8日ほど果皮と共に醗酵を始め、途中で圧搾。そのまま解放式の大樽にて醗酵を続ける。味わいに数グラムの糖分を感じる段階でボトル詰め。瓶内で醗酵が終わり、そのままオリと共に12か月の熟成。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成を行う。鮮烈なフルーツの強さと香り、乾いた酸とタンニンが堪らない飲み心地抜群の赤。
Pizzicante Bianco 2019
ピッズィカンテ ビアンコ 2019
モスカート ジャッロ、プロカーニコ、樹齢10~20年。合わせて直接プレスし果汁のみで醗酵。醗酵が終わりきる前にボトル詰めを行い、瓶内で醗酵を終える。そのまま澱の上で12か月、その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成を行う。十分に費やした時間と、2019という繊細かつ酸のあるヴィンテージ。
モスカート ジャッロのアロマティックさと、骨格となるプロカーニコ。これまでのピッズィカンテのイメージを打ち壊す完成度と美しさ、、、汗。質の高さと安定感、そして素晴らしすぎる飲み心地を持ったフリッツァンテです!
Pizzicante Rosato 2019
ピッズィカンテ ロザート 2019
アレアーティコ100%、8月末の収穫。除梗し軽く櫂入れをしながら24時間、プレスは行わず、フリーランジュースのみで約2週間の醗酵。味わいに数グラムの糖分を感じる段階でボトル詰め。瓶内で醗酵が終わり、そのままオリと共に12か月の熟成。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成を行う。21年はアレアーティコのみ、さらにはフリーランという贅沢さ。冷涼な年ならではの繊細は香りと豊かな酸。味わいの輪郭がはっきりと出来上がっている、素晴らしいロザートです。アレアーティコ由来の甘い香りが堪りません!

Litrozzo Rosato 2021  1000ml
リトロッツォ ロザート 2021  1000ml
ロザートはアレアーティコを数日間マセレーション(果皮浸漬)したモストがベース。サンジョヴェーゼとメルローは直接プレスして果汁だけで醗酵。バランスをとるために白ブドウ(プロカーニコ)も加えたといいます。昨年よりもだいぶ濃い色調ながら、アレアーティコ由来の甘やかな味わいと、フレッシュさ、、悔しいですがやはり期待通りの味わいでした、、汗。ちょっとだけ数が少なめなのがまた更に悔しい、、。
アレアーティコ主体、サンジョヴェーゼ、メルロー、プロカーニコ。20年はアレアーティコのみ短時間果皮と接触、サンジョヴェーゼ、メルロー、プロカーニコはプレスしたモストのみ加えて醗酵。アレアーティコの甘やかな香りと柔らかい果実味飲み心地の良さは昨年と変わらず、味わいのバランス感が素晴らしいロザート。
Litrozzo Bianco 2021   1000ml
リトロッツォ ビアンコ2021 1000ml
レ コステだけではない、このヴィテルボ地域全体に向けた、活動の一端を担うようになったリトロッツォ。2020年はコロナ真っ只中でしたが、畑仕事を行う上では一切問題はなく、多少の雨はあったものの、日照に恵まれ非常に豊かなブドウが収穫できたといいます。ビアンコはプロカーニコとマルヴァジーアが中心で、このモンテフィアスコーネ地域のブドウが混ざっています。今回はすぐにプレスせず、数日間果皮と醸してから圧搾し醗酵を行ったため、やや色調は強め。しかし、いつも通りのフレッシュでたまらない飲み心地、そしていつもよりも果実の豊満さを持ち合わせた、少し贅沢な味わい!
プロカーニコ50%、マルヴァジーアディカンディア、マルヴァジーアトスカーナ、、その他ヴェルデッロ、ロッシェット、ロマネスコといったモンテフィアスコーネの地ブドウが中心。20年は数日間、果皮と共に醗酵を行ってから圧搾。例年通りの果実と飲み心地の良さに少し香ばしさを感じる、ブドウ品種や土地の個性ではない「飲むことの楽しさ」を表現した1リットル。
Litrozzo Rosso 2021   1000ml
リトロッツォ ロッソ2021  1000ml
ロッソはサンジョヴェーゼとメルロー、昨年に続き非常に完熟したヴィンテージということで、果皮とのマセレーションを短く、果汁だけでの醗酵が中心だったといいます。結果、控えめなタンニンにたっぷりの果実は、いつも以上に素晴らしい飲み心地!残糖を感じない彼のワインには、どうにも食欲をそそられてしまう堪らない味わい!
サンジョヴェーゼ主体、メルロー。果実の熟成が高く昨年よりさらにマセレーションの期間を短くしたヴィンテージ。前回よりも控え目なタンニン、そしていつも以上に果実にあふれた丸みのあるロッソ。飲み心地のスムーズさは近年で1番だと思います。ワイン単体でも心地よい、そしてやはり食欲を引き立てる味わい深いロッソ。

Syrah”Lulu” 2019
シラー“ルル”  2019
 シラーから造られる娘2人の愛称を付けたワイン。ピノ ノワールと同じく、ジャンマルコとクレメンティーヌ2人のフランス、ローヌでの記憶でもあり、憧れでもあるブドウの一つ。「イタリアの土地にフランスの品種を植える事、ワインを造る事が何よりも難しい。」それを理解したうえで、今の自分たちがどのようなピノ、シラーを造ることができるか?そんな興味から実験的に造り始めたワイン。2019年は非常に良い収穫に恵まれたのですが、収穫量は2種類を造るほど確保できず、17,18に続いて2つの手法を組み合わせた1つのワインとしてリリースとなります。除梗せず空気に全く触れない状態で2週間、その後バトナージュ(櫂入れ)をして空気と触れさせながら2週間、合計4週間のマセレーション(果皮浸漬)という2つのワインを組み合わせた手法。2人の娘の愛称(Marta=Nini、Camilla=Lulu)、そしてエチケッタの絵は2人が描いたものを使っています。今年もやはり入荷量は多くありません、、
シラー、樹齢5~20年。収穫後、除梗せず空気に触れない状態で2週間のマセレーション。その後バトナージュを行いさらに2週間果皮と共に醗酵。圧搾後、500Lの木樽にて醗酵を終え、そのまま10か月の熟成。2019年も17,18に続き十分な収穫に恵まれなかったため、ニーニとルルーの手法を合わせ、1つのワインとしてリリース。ジャンマルコとクレモンティーヌの2人が、フランス修行中に体験したシラーを、火山性土壌のレ コステの畑で表現した特別なワイン。
Chardonnay“Le Chat 2020
シャルドネ“ル シャット 2020
シャルドネ、樹齢50年前後、9月上旬に収穫。除梗を行い、プレスせずフリーランジュースのみ、ステンレスタンクにて約3週間の醗酵。500Lオーク樽にて12か月、ボトル詰め後6カ月の熟成。標高、樹齢の高いシャルドネより造られた実験的なシャルドネ。名前は仏語で猫「Chat」より。ブドウの熟度の高さを上回る酸の強さ。非常に味わい深いレ コステの造る初めてのシャルドネ。
Fagioli Gialloni 500g
 ファジョーリ ジャッローニ 500g
白いんげん豆(Fagiolo Gallo種)、新しく耕作したレ コステの畑、ブドウ栽培と変わらないフィロソフィの元、栽培、手作業で収穫。天日にて長期間乾燥。
賞味期限:2023年8月31日
長時間の浸水が必要ないラツィオ州、ボルセナ湖北岸の伝統品種です。水、又はぬるま湯にセロリ、ニンジン、タマネギなどの香味野菜を加え、塩をせず弱火で100分ほど下茹で、最後に塩で味を調えてください。非常に旨味が強く、落花生に似た香り、甘味が特徴。

Fagioli del Purgatorio 500g
ファジョーリ デル プルガトーリオ 500g
白いんげん豆(Fagiolo Purgatorio種)、新しく耕作したレ コステの畑、ブドウ栽培と変わらないフィロソフィの元、栽培、手作業で収穫。天日にて長期間乾燥。
賞味期限:2023年8月31日
長時間の浸水が必要ないヴィテルボ県、グラードリの伝統品種です。 水、又はぬるま湯にセロリ、ニンジン、タマネギなどの香味野菜を加え、  塩をせず弱火で60分ほど下茹で、最後に塩で味を調えてください。皮が薄く粒の小さい品種で調理師やすく、繊細な味わいが特徴。
Moscato”Due M 2018
モスカート“ドゥエ エンメ [2018]
「2つのM」という意味合いのモスカート。Cruの畑に植わっているピエ ディ フランコ(自根)のモスカートを、異なる2つのマセレーション(果皮浸漬)によって醗酵を行い、それを一つに合わせたという奇抜なワイン。なぜこんなことしたの!?と初めは思ってしまいましたが、ジャンマルコ曰く、「2種類の醗酵で生まれる香りは全く違い、そのどちらの香りも併せ持ち、より香りに複雑さが生まれる。モスカートの非常に強い香りとアロマを最大限引き出すことができる方法」といいます。カーボニックマセレーションによって表現される「繊細さ、フレッシュさ」、そして伝統的ともいえる空気に触れながらの長いマセレーションから、「体躯、骨格」。他のブドウでは表現できないモスカートの香りと味わいを引き出した、唯一無二のモスカートといっても過言ではないと思います! しかし、造られるのはモスカートが本当の意味で「最高」と呼べる素晴らしい収穫を遂げた年のみ、、。僅か500L程度しか造ることができないワインではありますが、それでも一切妥協なく追求する彼のこだわりには、いつもながら驚かされてしまいます。
Sangiovese ”Carbo” 2018
サンジョヴェーゼ“カルボ” 2018
 昨年リリースいたしましたカルボ18、昨年末の時点でカンティーナに残っていた分の再入荷となります。2018のカルボは今までとは畑が違います。一部のCru(il Poggio delle Coste)の畑に植わっているサンジョヴェーゼ。丁寧に収穫したブドウを除梗せず約3週間、カーボニックマセレーションを行い、それからフォラトゥーラ(櫂入れ)を行い酸素に触れながらマセレーション、醗酵を終えるという方法。カーボニック由来の果実のフレッシュさに加え、立体感のあるタンニンと果実味、奥行き。2つのマセレーションを取り入れた最高のサンジョヴェーゼ。フレッシュで香りのよい果実、そして美しい飲み心地となめらかな余韻。
素晴らしい味わいだった2018の再入荷は嬉しい限りです!
サンジョヴェーゼ100%、樹齢5~10年。房単位で選別し、除梗せず傷をつけない状態で木樽を満たし、約3週間のカーボニックマセレーション。圧搾後、500Lのトノーに移し醗酵が終わるのを待つ。その後約24カ月の熟成。ボトル詰め後6カ月以上の熟成。非常に恵まれたヴィンテージ、健全なブドウが収穫できるときのみ造られる特別なワイン。2018年はCruの畑のサンジョヴェーゼを元に、1本の樹から1kg以下という最高ランクのサンジョヴェーゼから造られています。

Sold Out

Rosso di Gaetauo 2018
ロッソ ディ ガエターノ2018
サンジョヴェーゼ60%、メルロー、シラー40%。
近所のガエターノの畑より収穫したブドウ。
樹齢15~20年。果皮とともに2週間大樽にて醗酵、
圧搾後12カ月の熟成。素晴らしい飲み口とバランス感、
偉大なる隣人ガエターノの名を冠したワイン。

Sold Out

Primeur 2020
プリムール 2020
アレアーティコ100%。収穫したブドウは除梗せず、
外気に触れないカーボニックマセレーションにて2週間、
圧搾後モストだけの状態で約1か月、
醗酵が終わるのを待つ。
毎年エチケットの中で2人の愛娘の成長を記録しているプリムール。

Sold Out

Brutal 2013
ブリュタル 2013
房が小さく結実がまばらなもののみを選び、手摘みにて収穫した。部分的にブドウを除梗し、スラヴォニアオーク製の円錐台型をした開放式醸造桶に入れて、浸漬。残りのブドウは、そのまま上部に加えられる。発酵には、亜硫酸塩その他の添加物は用いられず、数日後に野生酵母によって自然に始まる。最初の週は足でピジャージュを行い、発酵の中ほどでごくまれにモンタージュを行う。その後は1日に2度撹拌する。発酵が始まってから約1ヶ月後、垂直式プレス機で圧搾する。
熟成:ワインは、500Lのフレンチオークの樽に直接入れられ、18ヶ月置かれる。その後、重力を用いてタンクに移され、いっぱいの状態でそのまま1ヶ月置かれる。ビン詰め時には濾過や清澄は行わず、亜硫酸塩や他の保存料の添加もなし。

Sold Out

Pinotto 2019
ピノット 2019
樹齢4年。2015年に植樹、標高470mの畑。収穫後、除梗せず、1 カ月間のカーボニックマセレーション。圧搾し500Lの木樽にて醗酵、そのまま 12か月の熟成。レ コステの2人にとって特別なアルザス、 ブルゴーニュのピノノワール。まだ樹齢が若いが、それでも十分に味わい深い特別なワインです。

Sold Out

Labboccatello
ラボッカテッロ 
エヴィーノとしては2014年にリリースさせていただいた懐かしいワイン。
当時ビアンケットが初めてリリースされた時の事でした。近年よく見られる猛暑によって酵母が減少し、醗酵不良に陥ってしまったタンク。
醗酵が止まり、残糖があるビアンケットの樽。その中でもまだ残糖の少ない1樽をL’abboccatello ラッボッカテッロいう名前でリリース(LOT1)。
しかしもっと残糖が多く、ジャンマルコ自身もリリースを断念した2つの樽(LOT2,LOT3)はスパークリング用のボトルに王冠で打栓!ボトル詰め前に再度オリと攪拌し、瓶内で再び醗酵が始まるのを待つことに、、。しかしながら、一度止まった醗酵がそう簡単に動くというものでもなく。かろうじて酵母の活動が見られ醗酵が終わったのは、なんと6年後の2019年!?
ジャンマルコ曰く、「当時はまだ瓶内醗酵の難しさや、猛暑の酵母不足について経験がなかった。」この時の経験によって翌年生まれたワインが、瓶内再醗酵のフリッツァンテ「ピッズィカンテ」だと聞くと、非常に興味深いです!
ただ、このラッボッカテッロ。現時点でも発泡は極僅か、まだ少し残糖は感じます。
ただ、その味わい、心地よさに本当に驚かされました。やはり、長い熟成によってワイン全体の一体感はもちろん、バランス感が養われたんだと感じます。
ベースである原酒は、ビアンケットということもあり、偉大さを持ったワインではありませんが、その掛けた手間と年月に見合う、素晴らしいワインだと思います!
Rosso de Coccio  2019
ロッソ・デコッチョ 2019
サンジョヴェーゼ主体、メルロー、バルベーラ、ロッソに加えられるブドウ畑。樹齢30年~。収穫後、除梗してテラコッタ製の開放タンクで3週間、果皮と共に醗酵を促す。圧搾後もテラコッタのタンクの中で12か月の熟成。木と違い、ワインに直接香りをつけることなく、ニュートラルでいながら、土器内部の細かい気泡による微酸素接触、呼吸を得られることで、より柔らかみ、果実の濃密さを感じられると話すジャンマルコ。これまでに感じたことのない特徴的、官能的なロッソ。

Olio 500ml
EXVオリーヴオイル 500ml
 2021年は雹が降り、夏の暑さ、水不足が続いたヴィンテージ。オリーヴの収穫は例年に比べやや早く、10/9~28にかけて行ったといいます。極度の水不足もあり、結実した実が以上に少ないことで、栄養が少ない実に凝縮、、、。予想以上に早い熟成が起きた、特別な年と話すジャンマルコ。収穫量が少ないことは、大きな打撃ではありますが、その分オリーヴ1粒の成熟度、クオリティの高い素晴らしいオイルとなりました。
今年も、それぞれのオイルをテイスティングし、2つにセレクトしたジャンマルコ。オイル単体の旨味を感じてもらいたい500mlは始め2週間で収穫したモライオーロ主体でブレンド。27度以下の冷温抽出、ノンフィルターでボトル詰め。味わいや柔らかさ、料理と共にたくさん使う1000ml、3000mlはヴィテルボのオリジナルのカニーノを中心とした収穫。オリを残しておくと、どうしても酸化しやすくなってしまうため、今年よりフィルターをかけるようになりました。「量が多いと良い状態で使い切る前に、どうしても酸化が始まってしまいやすい。だから量の多いパックに限ってフィルターをかけるようにしたんだ。できる事なら使い切るまで最高の状態で使い切ってほしい。」
500mlのクオリティの高さには間違いありませんが、今まで使い切るまでに心配していた酸化の悩みも、今年からはだいぶ改善できるようになったと思います。
Olio 1000ml
EXVオリーヴオイル 1000ml
 2021年は雹が降り、夏の暑さ、水不足が続いたヴィンテージ。オリーヴの収穫は例年に比べやや早く、10/9~28にかけて行ったといいます。極度の水不足もあり、結実した実が以上に少ないことで、栄養が少ない実に凝縮、、、。予想以上に早い熟成が起きた、特別な年と話すジャンマルコ。収穫量が少ないことは、大きな打撃ではありますが、その分オリーヴ1粒の成熟度、クオリティの高い素晴らしいオイルとなりました。
今年も、それぞれのオイルをテイスティングし、2つにセレクトしたジャンマルコ。オイル単体の旨味を感じてもらいたい500mlは始め2週間で収穫したモライオーロ主体でブレンド。27度以下の冷温抽出、ノンフィルターでボトル詰め。味わいや柔らかさ、料理と共にたくさん使う1000ml、3000mlはヴィテルボのオリジナルのカニーノを中心とした収穫。オリを残しておくと、どうしても酸化しやすくなってしまうため、今年よりフィルターをかけるようになりました。「量が多いと良い状態で使い切る前に、どうしても酸化が始まってしまいやすい。だから量の多いパックに限ってフィルターをかけるようにしたんだ。できる事なら使い切るまで最高の状態で使い切ってほしい。」
500mlのクオリティの高さには間違いありませんが、今まで使い切るまでに心配していた酸化の悩みも、今年からはだいぶ改善できるようになったと思います。
Olio 3000ml
EXVオリーヴオイル 3000ml
 2021年は雹が降り、夏の暑さ、水不足が続いたヴィンテージ。オリーヴの収穫は例年に比べやや早く、10/9~28にかけて行ったといいます。極度の水不足もあり、結実した実が以上に少ないことで、栄養が少ない実に凝縮、、、。予想以上に早い熟成が起きた、特別な年と話すジャンマルコ。収穫量が少ないことは、大きな打撃ではありますが、その分オリーヴ1粒の成熟度、クオリティの高い素晴らしいオイルとなりました。
今年も、それぞれのオイルをテイスティングし、2つにセレクトしたジャンマルコ。オイル単体の旨味を感じてもらいたい500mlは始め2週間で収穫したモライオーロ主体でブレンド。27度以下の冷温抽出、ノンフィルターでボトル詰め。味わいや柔らかさ、料理と共にたくさん使う1000ml、3000mlはヴィテルボのオリジナルのカニーノを中心とした収穫。オリを残しておくと、どうしても酸化しやすくなってしまうため、今年よりフィルターをかけるようになりました。「量が多いと良い状態で使い切る前に、どうしても酸化が始まってしまいやすい。だから量の多いパックに限ってフィルターをかけるようにしたんだ。できる事なら使い切るまで最高の状態で使い切ってほしい。」
500mlのクオリティの高さには間違いありませんが、今まで使い切るまでに心配していた酸化の悩みも、今年からはだいぶ改善できるようになったと思います。

Sold Out

Bianchetto 2016
ビアンケット [2016]
リトロッツォ以上、ビアンコ未満、果実の表現をしつつも飲み心地を意識したいわゆる「小さなビアンコ」という意味合いのワイン。新しい2016が到着しました!レ コステの畑の中でも、比較的樹齢が若い部分の収穫、ブドウの熟度が高かった2015に比べると、冷涼さを持ったヴィンテージともいえます。凝縮した強さでは表現できない「酸」の美しさ、香りの繊細さ、飲み心地の軽さは過去最高の出来かと思います!収穫量が少なかったことが本当に悲しいです、、。そして、15にも感じたワインの完成度、16はさらにその上を行く美しさ、、。近年、造り手として明らかな進歩を見せるレ コステを是非体験していただきたいです!

Sold Out

Bianco Cru”Le Coste 2014
ビアンコ クルー “レ コステ [2014]
2004年、ジャンマルコとクレメンティーヌが自ら植樹。セレクションマッサル、ピエ ディ フランコ、10000本/1haという高密植、、その他にもこれまで二人が経験してきた事をすべて注ぎ込んだ畑。ブドウ樹が育つ極限に近い、過酷な環境のブドウ樹から収穫されるブドウ、人為的介入の必要なく極僅かな結実、最高のバランスで凝縮した唯一無二のブドウ。1haのブドウ畑からわずか1000Lという常軌を逸した生産量、、、。このわずかにしか収穫のできない最高のブドウを用いて造られる、ワイナリーの名前を冠したワインこそCru “Le Coste”です。今回の入荷に合わせまして、ストックしてきた14年をリリースさせていただきます。ワイン自体のリリースは2016年でしたが、到着早々の凄まじいポテンシャルに、これまでリリースを控えてきました。木樽にて24か月、ボトリング後18か月の熟成、約60%には貴腐をまとったプロカーニコ。畑のもつ可能性を存分に感じる果実の密度と素晴らしい余韻。

Sold Out

Ripazzo 2018
リパッツォ 2018
前回、約2年ぶりにリリースとなりましたリトロッツォ ビアンコ2015。気候に恵まれ、素晴らしい収穫であったにも関わらず、例年以上に高い糖分を野生の酵母が食い切ることができないという事態に。無事に醗酵が終わったのは約半分、残りはまだ残糖があり、さらには揮発酸が非常に高い状態になってしまい、、、。。ジャンマルコは、醗酵の終わらなかったタンクを諦め、終わったものだけをボトリング。約半分の収穫を失うという結果に、、、。
2015というヴィンテージの「個性」を見誤ったと話す彼。招いた結果を受け入れつつも、「そのままでは終わらない」という何ともジャンマルコらしい発想が!残糖もあり、揮発酸もかなり高い4000Lものワイン。「廃棄するなんてあまりに簡単。それよりも、このワインの欠点を補うために、少しだけ手を加えて、、、」それは2016年の収穫、醗酵を終えたビアンケットやビアンコ、ビアンコCruをそれぞれ圧搾します。その絞ったヴィナッチャ(搾った後の果皮・種子)を加え、タンクの中で再びマセレーション(果皮浸漬)を行うというのです!!醗酵が進み、活発な酵母を豊富に持ったヴィナッチャを加えることで、止まっていた醗酵が再び動き始めます。しかも健全な果皮や種子によって守られ、非常に安定した状態で醗酵を終えることができる。しかもビアンコやCruはプレスを強く行わない(Cruは全くプレスしない)のでヴィナッチャといっても十分にモストを含んでいる状態。これはある意味、2016のモストをブレンドしていることにもなる。彼曰く、「15年の強い果実のイメージに、16年の特徴(繊細さ)が混ざりこみ、15のリトロッツォとは全く異なる個性を持ったワイン」。あの不安定&アンバランスさはいったいどこに行ったの?というほどの落ち着き。濃密で繊細、バランスの取れた味わい。むしろリトロッツォ ビアンコよりも美味しいのでは!?そんな驚きのワインとなってリリースいたしました。

Sold Out

Le Vigne Piu Vecchie 2012
レ ヴィーニュ ピウ ヴェッキエ [2012]
今現在ある畑の中で、特に樹齢の古い区画(60~70年)。その中でもごく一部、樹の本数でいうと200本に満たない程のプロカーニコに限り、他とは明らかに違う途轍もなく素晴らしいブドウが収穫できる。この「ごく僅かな最高のブドウ」だけで醸造、ボトリングしたら、一体どれほど凄いモノになるのか?生産は例年バリック1~2樽という少なさ、、、。それでも、この特徴的な個性は他のものとブレンドせず、それだけで表現したいという、ジャンマルコのこだわり(エゴ?)が凝縮したこのレ ヴィーニェ ピウ ヴェッキエ。ピエ ディ フランコ(自根)の畑Cruとも異なる個性をもつこのワイン、素晴らしい集中力を感じながらも、均整のとれた美しさ。本当の意味での樹齢の古さ(良い状態で年を重ねる事)を感じられるワインだと思います。前回リリースされた2010より待つこと2年、「リリースのタイミングはワインが完成した時」、そう微笑むジャンマルコ。
Rosso 2014
ロッソ [2014]
一般的に考えると、雨が多く冷涼な2014、イタリア国内では多くの造り手が苦しんだヴィンテージなのですが、レ コステにおいては全くの逆!当然ながら収穫量は少なくなったのですが、十分な果実の集中力を持ち、さらには繊細かつ奥深さを持ったワイン。これまでのビアンコ、ロッソとは明らかに立っているステージが違うと感じます。2015のビアンコとロッソはヴィンテージの個性もあり、もう少しリリースを遅らせたいと言っているジャンマルコ。今回カンティーナに残っていた最後の2014をもらうことができました!
Gregetto”LOT 20” 2015
グレゲット“ロット ヴェンティ [2015]
「ロット20番」という名の赤。あまり知られておりませんが、以前1度だけリリースしたことのあるワインです。2009年、ワイナリーがスタートしてようやく5年目、まだCruの畑まだ若く、納得のいくブドウが収穫できなかった頃です。一部の畑では過熟的なブドウの成熟を迎えたグレゲットも多く、それぞれの畑ごとに樽で熟成している最中、明らかに他の樽との「違い」を持った樽が1つ、、。樹齢40年の畑から収穫したグレゲット、「これを他のロッソと混ぜてしまう事が凄くもったいない、そう思ってこの樽だけ別にボトリングを行ったんだ。」そう話すジャンマルコ。端から数えてちょうど20番目の樽だったことからこの名前になりました。通常のロッソとは異なる「果実の密度」を持ったグレゲットが収穫できた畑から、6年ぶりにその名前を持ったワインとなりました。過熟ともいえるヴォリューム感を持ちながらも、決して重さを感じない軽快さ。除梗し果皮と共に3週間のマセレーション。栗の木の大樽で12か月、ボトリング後12か月の熟成。

Rosso Cru”Le Coste 2014
ロッソ クルー “レ コステ [2014]
ビアンコと同じすべてをつぎ込んだLe Costeの畑より収穫されたグレゲットのみで造られる。白ブドウのような貴腐の恩恵は感じられませんが、いつもとは全く違う繊細さを持ったヴィンテージ。黒ブドウにとっては日照を得ることで果皮が成熟し、果実の密度が高まる。やはり十分な日照がないブドウでは十分なポテンシャルを持たないブドウになってしまう、、。そんな固定観念を吹き飛ばすかのようなワインと言っても過言ではないのではないでしょうか。華奢でありながら繊細で複雑な奥行きと余韻を持ったワイン。収穫量は例年の60%程度という少なさ、、。ですが、それほどまでに選別されたブドウだからこそ、とても多くの情報量を持っている。そう感じられるワインです。グレゲット(グレケットロッソ)、樹齢10~15年、Le Costeの畑より収穫されたブドウのみ。収穫後、除梗せず果皮と共に3週間の醗酵。圧搾後、木樽(500L)にて24か月、瓶内にて12か月の熟成。冷涼なヴィンテージ、果実的な強さよりも、成熟しバランスの取れた果実の繊細さ、複雑さを感じるワイン。

Sold Out

Alea Jacta Est 2014
アーレア ヤクタ エスト [2014]
「賽は投げられた」という意味を持った名前は、アレアーティコというブドウに対して、すべてのことをやり切ったという意味合いのワイン。今回新しい2014が到着しております!14年は冷涼で繊細さを持ったヴィンテージ。果実の強さ、密度を表現してきたのが今までのアーレア ヤクタ エストだとすると、今まで以上に繊細で奥行きがあるワインになっていると思います。醸造においても、除梗せず空気に触れない状態からマセレーションを始め、途中からあえて空気との接触を行いさらにマセレーションを続けるという今までにない方法。繊細でありながら複雑な酒質と、香りを持ったアレアーティコは合計4年近い歳月をかけてリリース。アレアーティコの魅力ともいえる果実的な柔らかみ、甘みを持ったタンニン、複雑さと心地よさが同居する素晴らしいワインです。圧搾後500Lの木樽で24か月、ボトリング後24か月という長い熟成期間を取ってリリースされる、最高のアレアーティコ。
Unatantum 2012
ウナタンテゥム [2012] 375ml
1ヶ月陰干しをした葡萄を足で圧搾し木樽の開放樽で4ヶ月のマセレーション。フレンチオークの小樽で5年間熟成されボトリング後も1年熟成。生産本数が240本しかない極めつきの甘口!劇旨!

Sold Out

Bianco 2020
ビアンコ  2020
 2020年は、冬の水不足から始まり春先の遅霜、、。全体を通して乾燥したに日が続いたこともあり、ブドウ自体の収穫量が落ちたヴィンテージだと話すジャンマルコ。収穫量は少ないものの、カビなどの被害がほとんどない、理想的な収穫だったといいます。2019のようなブドウの完熟、果皮の成熟を感じられなかったこともあり、果皮との接触は例年に比べやや短め。いつも以上に
プロカーニコ70%、マルヴァジーア ディ カンデイア、ヴェルメンティーノ、他。樹齢10~40年。収穫後、果皮と共に10日間、例年よりやや短いマセレーション(果皮浸漬)。圧搾後も大樽の中で醗酵、そのまま12か月、ボトル詰め後6か月の熟成。乾燥と遅霜により少ない収穫の2020、2019に比べポテンシャルは感じられないものの、果実のフレッシュさ、飲み心地、飲み頃を感じる心地よさ。やや高めの揮発酸と全体のバランス感には、改めて感動させられる味わいです。
 
 

レ・コステとは

 
 

出会い
 
レ・コステ:未来に向かうイタリアの伝統
イタリア・ワイン界の将来を双肩に担っているといっても過言ではない、本格的な大型新人の登場です。様々な地質に応じたえり抜きの品種が植わる畑、尋常ならざるセラー、気合にみちた造り手と、まるで可能性の塊のようなワイナリーを、ここにご紹介いたします。
 
20079月号のラシーヌ『イタリア便り』のなかで塚原が、L.C.という頭文字で予告した生産者が、いよいよくっきりと姿を現しはじめました。生産者(会社)名は、《レ・コステ》で、正式にはレ・コステ・ディ・ジャン・マルコ・アントヌーツィ。所はイタリア中部で、オルヴィエートから車で1時間足らず、ボルセーナ湖の近傍にある内陸地のグラードリ。イタリア人のジャン・マルコと、フランス人のクレマンティーヌというカップルが、あらたに開いた3ha強の土地で、妥協を排しつつ非凡な才能と惜しみない努力をかたむけながら、実験精神にあふれたビオディナミ流を追い求めています。 おいしく楽しいワインが目に浮かぶ――ジャン・マルコとクレマンティーヌの、明るい未来がすでに約束されています。 
 
ローマっ子のジャン・マルコは法律を学び、その頃はまだ手が届く価格であったエドアルド・ヴァレンティーニを、毎日のように楽しんでいたそうです。優しいまなざしの中に、鋭さを秘めたジャン・マルコは、コルビエールでワインを造っていたクレマンティーヌとともに、父上の出身地にもどりました。グラードリの村でワイン造りをする決心をしたのは、景勝地として名高いボルセーナ湖に臨む父方の故郷には、素晴らしいテロワールがあり、牛・ロバ・馬・羊を育てながらブドウ栽培ができる環境があるからでした。そうです、彼は自前のプレパラートを用いてビオディナミを実践し、セラーの奥に接する理想的な冷涼な洞窟の中で、自然派の極致ともいうべきワインを造ろうとしているのです。ワイン造りは、ジャン・ダール、パカレ、リナルディ、ディディエ・バラル、ジェラール・シュレールで学び、サンジョヴェーゼの苗は、ジョヴァンナ・モルガンティとジャンフランコ・ソルデラから、アレアティコはマッサ・ヴェッキアから入手。畑の1/3はヴィーニュ・フランセーズと聞いただけで、興味をもたずにおられるでしょうか。
 
 2002年に初めて彼に出会って以来、私は「あなたがワインを造ったら、一番に知らせてね」と、言い続けてきました。ブルーノ・シュレールから「彼はまだ植えたばかりだから、当分ワインは出てこないよ」とも聞いていました。が、2006年に近隣のブドウを分けてもらって、ロッソ、ビアンコと甘口ワインを一樽ずつ作ったと聞き、まず塚原が昨年6月に飛んでいきました。奥行き30mもある洞窟には、リナルディから譲り受けたスラヴォニアン・オークのボッテが二つと、パカレから譲り受けた600リットルの樽、大小さまざまな実験的なキュヴェが控え、ワインはいずれも不思議なほど還元臭や酸化香の片鱗すら感じさせない、優しく美しい味わいです。
 さて、このほど(2007年秋)、ほんのわずかだけ彼のファースト・ヴィンテッジが入荷いたしました。開墾した畑にブドウを植えたばかりゆえ、気の遠くなるような話ですが、これから少しずつ、美しくておいしいワインが届きはじめます。
 とはいえ、フラン・ピエ中心の畑でブドウの生育に年月がかかるため、本格的な生産はこれからですので、楽しみにじっくりお待ちください。
  合田泰子 
 2008年2月・記、2008年6月
 

ドメーヌ解説:

 
ゼロから出発したプロジェクトの所産であるレ・コステは、大いなる情熱と、偉大な土地を再評価しようという思いに駆られて誕生しました。20042月に購入したグラードリにある3haの畑は、かつてはブドウやオリーブの木が植わっていたブドウ畑(ジャルディーノ)でしたが、20年以上も放置されたままになっていました。自然を尊重し、自然とともに歩むには、長期にわたる多大な労力を要することは知っていましたが、私たちはこの計画を前に進めました。
 

立地

 ワイナリーは、トスカーナ州のほど近く、地中海沿岸からは40km、ローマからは北に150km、ラツィオ州ヴィテルボ県のグラードリにあります。比較的近年(といっても約100万年前)に出来た火山湖であるボルセーナ湖を見下ろす、標高450メートルほどの丘に位置しています。粒子が細かくて軽い土壌は、おおよそ礫岩と凝灰岩からなり、ミネラルと鉄分を豊富に含んでいます。
 

栽培:

公的な認証こそ取得しておりませんが、いずれの畑においても自然に対して徹底的に敬意をはらう農法を実践しており、えてして望ましくない耕作から生じがちな不均衡をあらため、自然のバランスの恢復を目指さなくてはなりません。ですからレ・コステでは、ブドウやオリーブ、果樹、他の農産物などが入り混じった、多様な耕作に取り組んでいるのです。
 土壌の生育を助けるためには、自然の豊かさが必要ですから、化学肥料も有機鉱物も使わず、その地の産物だけで造ったコンポストと、ビオディナミのプレパラート500番のみを用いています。雑草の管理と土の換気のため、ブドウの木とオリーブの木の周囲にトラクターで2度の掘り起こし作業と、2度ないし3度の手作業による耕作を施します。支柱を用いたアルベレッロ仕立てと整然とした樹列のために、交差型の畑作業が可能なのです。
 ワイン畑においての処置は、天然の硫黄粉末と硫酸銅を基本にして、ビオディナミのプレパラートを組み合わせています。すなわち、植物性位相の角のシリカであるプレパラート501番やトクサとイラクサを煎じたもの(隠花植物の植物病発生を抑えやすい状況に導くため)を使用します。


土壌:

2004年夏に行った地ごしらえ(デブルサイヤージュ;雑草木などの伐採)によって、私たちのワイナリーの名前にもなっている南西向きの丘(le coste)が、テラスを備えた昔の姿を取り戻し、地質の異なる各区画が、そこから産するワインに個性を与えるのです。
 冬の休息の後、私たちは20053月のフルーツの日である「熱の日」に、この地に伝わる昔ながらの高密度式(1haあたり10000本、樹間・樹列間は80×120cm)で、1.5haの畑にブドウを植えました。それらのうち、1/3はヴィティス・ヴィニフェラ種の直植え(フラン・ド・ピエ;接木をしない方式)です。残りの2/3は、休眠中の新芽(薄切りにした『眼』オッキオの部分)を、2006年の夏に畑の中で台木に接木したものです。
 ブドウの品種は私たちの地域で伝統的なものを用い、グラードリにわずかに残る古いブドウ畑のなかから「セレクション・マッサル」方式で厳選しました(サンジョヴェーゼについては、トスカーナで選抜しました)。赤ワイン用のブドウはグレゲット、アレアティコとサンジョヴェーゼであり、白ワイン用のブドウはプロカニコとモスカートと少量のマルヴァジーアおよびヴェルメンティーノです。
植えてから3年目となる2007年のこと、これらの畑からワイン造りを始めるのを待つ間、別に借りた畑からワイン造りを始めました。じつは私たちは、すでに2005年から、ボルセーナ湖の上部にある約2haの古いブドウ畑(樹齢は4060年)を借りていたのです。2006年のワインは、この借りた畑で収穫されたブドウから造られたものです。これらの古いブドウ畑では、昔流にブドウの樹とともに果樹とオリーブの樹が混植されています(※2014年末時点での畑面積は、6.5ha)
 

生産方法: 

収穫は、9月末から10月初旬にかけて、手摘みで行われます。醸造過程ではいっさい機械が与することなく、醸造のための添加物はまったく用いません。発酵は土着酵母によって自然に始まり、二酸化硫黄も添加しません。マロラクティック発酵は、春季発動が自然に起こります。
 醸造と熟成の生産プロセスは一定せず、ヴィンテッジ(ブドウの成熟度や清潔度)、ブドウの品種や樹齢などによって変ります。そのワインに求められるタイプ次第で、単一畑から造るのか、それとも他の畑産ブドウと混醸するかを選び、醸造はシンプルかつ自然な手法によって行います。除梗の割合、マセラシオンの期間、発酵用タンクの材質と種類(樹脂、ステンレス、木樽)、ルモンタージュ、ピジャージュ、マセラシオン・カルボニックの採用、熟成方式(タンクか、各種サイズの木樽か)…など、手法は様々で、熟成期間も異なります。
白ワインの場合も同じような選択枝があり、部分的なマセラシオンを行うことがあります(2006年は25日間)。土着酵母による発酵の進行も気ままで、マロラクティック発酵は通常、春に再開
します。 
平均生産量: 20,000/年 

<ワイン>

言うまでもなく、ワインの出来は毎年、ヴィンテッジの状況と条件によって変わりますが、私たちのワインの基本方針は、次のとおりです。
・アレアティコ: 
モスカートの系統に属す黒ブドウ品種で、香り高い小さな赤い実を結びます。可能な年に限って、屋外で房を吊るして乾燥させる「アッパッシメント」という、伝統的な甘口仕立てにします(アパッシメントをしなければ、辛口ワインができます)。木製の開放桶で発酵させ、樽で2年間熟成させます。
・グレゲット: 
二種類の赤ワインができます。Rosso Piu’は、最上の区画から収穫されたブドウから造られ、円錐台形をした木製の醸造桶で発酵させ、500L(ドゥミ・ミュイ)の木樽で18ヶ月から24ヶ月熟成させます。Rossoは、その他の区画で収穫されたブドウから造られ、樹脂製タンクとステンレスタンクで発酵、12ヶ月熟成です。
・プロカニコ: 
少量のマルヴァジーアとヴェルメンティーノとともに、二種類のワインができます。Biancoは伝統的な手法で醸造され、樹脂性タンクに6(ないし12)ヶ月間寝かせます。
Bianco del Painoは、約3週間果皮とともに浸漬させ、500Lの木樽で18ヶ月から24ヶ月熟成させます。
・モスカート: 
モスカート酒は、ブドウを屋外で乾燥させれば甘口にもなり、乾燥をへなけければ辛口にもなりえます。
 
 
【注】 添加物の表示に関して  ~醸造家からインポーターへのメッセージ~
 
私たちのワインのエチケットには、左側に縦に小さく、「亜硫酸塩を含む」とあるのが読めるのですが、こう書くのは保存料、とりわけ無水硫化物(二酸化硫黄;SO2)の存在を明らかにするための義務なのです。それは、消費者を守るためにワインに関する法律に、重要な含有物である二酸化硫黄の添加を認める(白ワインに関しては上限210mg/l、赤ワインに関しては上限160mg/l)ことが付け加えられたからです。私たちのワインは、酵母によって発酵の最中に生み出された二酸化硫黄を自然に含んでいますが(添加はけっしてしていません)、その量は普通の分析システムでは正確に定量化できないほど微量なのです。そのため、私たちのワインにはみな、定量化できる最低限の量、つまりフリーで1mg/l、トータルで9mg/lという値が測定結果として出されるのですが、たとえ分析によってこれらの値が私たちのワインに含まれていると明示されたとしても、実際に含まれているのはおそらくもっと少ない量なのです。
現行の法律は、ワインをビン詰めする際に二酸化硫黄をトータルで10mg/lを下回る量しか添加しない生産者には、エチケットに亜硫酸塩を含むと書くことを義務付けてはいません。つまり、私たちも義務を負っていないはずなのですが、微量の添加に関してこんなにも不正確である分析システムのことを考慮すれば、記述漏れに対する監査を受けるという状況に陥り、最低限の亜硫酸塩を含んでいるということを証明しなければならなくなるという可能性があります。
 友人のなかには、記述の内容を明らかにするために、また、わずかながら反論するというニュアンスを含み、二酸化硫黄を添加せずにワインを造るという可能性を予見しなかったこのばかげた法律に対して、「添加された亜硫酸塩は存在しない」や「自然に発生した亜硫酸塩を含んでいる」と記した人も数人いるのですが、法律からは予測ができなかったことであり、消費者の方々に混乱を招きかねないのではないでしょうか。
長くなってしまって申し訳ありませんが、この法律が関わる問題がいかに愚かでいかに表面的であるかということを消費者の方々に伝えることはとても重要なのです。読んでくださり、また労をとってくださり、ありがとうございます。もしよろしければ、この情報を伝えてください。私たちのメッセージが明白に、私たちのワインを楽しむ悦びにつながると、信じています。


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