Bourgogne Blanc
ブルゴーニュ・ブラン
シャルドネ種100%。ムルソー村にある畑の広さは約0.7ha、粘土石灰質土壌で樹齢は約30年になります。アルコール醗酵は樫樽で10~15日間行い、新樽率20%の樫樽で12ヵ月間、定期的にバトナージュを行って旨味を引き出しながら熟成させます。レモンや洋梨、アーモンド、アカシアや西洋山査子、アニスや桃、菩提樹、ミント、パイナップルのような様々な香りが感じられ、口当たり柔らかくデリケート、フルーティでミネラル豊か、甘草やブリオッシュのようなニュアンスも感じられます。
Rully
リュリー・ブラン
シャルドネ種100%。リュリー村の南に位置する「La Chaume(ラ ショーム)」という区画の葡萄を使用。約0.1haの畑で粘土石灰質土壌に樹齢約35年の葡萄が植えられています。アルコール醗酵は樫樽で10~15日間行い、新樽率20%の樫樽で12ヵ月間、定期的にバトナージュを行って旨味を引き出しながら熟成させます。色調は鮮やかな金色でアカシアやセイヨウサンザシ、スイカズラのようなフローラルな香りと白桃や柑橘類などの果実の香りも感じられます。口当たりは丸くとてもフルーティでミネラル豊かな余韻の長い味わいになっています。
Mersault Les Meurgers
ムルソー・レ・ムルジュ
シャルドネ種100%。モンテリー村に程近い約0.15haの「Les Meurgers(レ ムルジェ)」の区画の葡萄を使用しており、粘土石灰質に時折泥灰質が混じる土壌で樹齢は約42年になります。醸造方法は下記のリュリーと同じですが新樽率が40%とやや高めになっています。色調は黄金や明るい黄色、若いうちはアーモンドや煎ったヘーゼルナッツ、菩提樹、バター、ブリオッシュ、蜂蜜、柑橘類などの香り、オイリーかつ繊細な口当たりで余韻も長く、ストラクチャーもしっかりしているので熟成もできるポテンシャルを持っています。
Bourgogne Rouge
ブルゴーニュ・ルージュ
ピノ ノワール種100%。ヴォーヌ ロマネ村とニュイ サン ジョルジュ村にある畑の広さは約0.9ha、粘土石灰質土壌で樹齢は約30年になります。サクランボやカシス、ブラックベリーのようなアロマ、ザクロや牡丹のようなニュアンスも感じられます。しなやかで繊細な口当たり、ふっくらとした果実味でタンニンもきめ細やか、余韻は涼しげで軽やかなのでスッキリした味わいです。
Fixin
フィクサン
ピノ ノワール種100%。フィサン村の北に位置する「Les Foussottes(レ フソット)」の区画の葡萄を使用。約0.35haの粘土石灰質土壌の畑に樹齢約35年の葡萄が植えられています。アルコール醗酵は櫂入れと液循環を行いながら最高30℃で10~15日間行い、熟成は新樽率30%の樫樽で12~18ヵ月間行います。輝きのあるガーネット色、グリオットやサクランボ、スミレのようなアロマ、熟成してくると下草やスパイシーなニュアンスも出てきます。若いうちは力強く果肉を噛むような果実味があり、ストラクチャーとデリケートさのハーモニー、しっかりしつつも柔らかいタンニンが楽しめます。
Chambolle Musigny Premier Cru Les Combotte
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・コンボット
ピノ ノワール種100%。1級「Aux Combottes(オー コンボット)」の区画に約0.1haの畑を所有、粘土石灰質の土壌に樹齢約45年の葡萄が植えられています。コンボットのキャラクターは繊細さと濃厚さのハーモニーで、スミレやサクランボ、イチゴなどのアロマ、時間と共にスパイシーでトリュフのようなニュアンスも出てきます。たっぷりとした口当たりでリッチで滑らか、タンニンもデリケートですがしっかりしたストラクチャーもあります。
Vosne Romanee Les Champs de Perdrix
ボーヌ・ロマネ・レ・シャン・ド・ペルドリ
ピノ ノワール種100%。特級「La Tache(ラ ターシュ)」のすぐ上に位置する「Aux Champs Perdrix(オー シャン ペルドリ)」の区画に約0.9haの畑を所持しています。標高300~350mで浅い粘土石灰質土壌に樹齢約40年の葡萄が植えられています。「Perdrix(ペルドリ)」とはフランス語でヤマウズラの意味で、グリオット(フランスの酸味の強いサクランボ)やイチゴ、コケモモのようなエレガントなアロマ、カシスのようなスパイシーなニュアンスもあり、時間と共に下草や香辛料なども感じられるようになります。肉厚な果実味と複雑さ、余韻は柔らかで若いうちはパワフルですが、瓶熟することでタンニンも溶け込んでオイリーで滑らかになっていきます。
Vosne Romanee Premier Cru Les Petit Monts
ボーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・プティ・モン
ピノ ノワール種100%。特級リシュブールと1級クロ パラントゥに隣接する「Les Petits Monts(レ プティ モン)」の区画に約0.14haの畑を所有。粘土石灰質土壌に樹齢約45年の葡萄が植えられています。醸造方法は上記フィサンと同じですが、新樽率が80%と高めに設定されています。色調はルビーやガーネット色、グリオットやイチゴ、フランボワーズ、カシスやコケモモ、時間が経つとコンフィや下草、香辛料の香りなど様々なアロマが感じられます。繊細で肉厚な果実味と絹のように滑らかな舌触り、熟成によってストラクチャーとコクが出てきます。タンニンは力強くも滑らかですでにワインに溶け込んでいます。
Nuits Saint Georges VV
ニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ピノ ノワール種100%。ニュイ サン ジョルジュの北側の「Aux Saints-Juliens(オー サン ジュリアン)」と南側の「Les Charmois(レ シャルモワ)」の2区画の葡萄を使用しています。所有畑は合計で約0.75haで粘土石灰質土壌に樹齢約40年の葡萄が植えられています。サクランボやイチゴ、カシスのようなフレッシュなアロマにトリュフや革、スパイス、獣臭も感じられます。濃厚でパワフルな味わいながらもバランスの取れたストラクチャー、余韻も長くタニックですがトゲトゲしくはありません。
Grands Echezeaux
グラン・エシェゾー
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約0.25ha、約1億7000万年前のジュラ紀中期の粘土石灰質土壌に樹齢50年の葡萄が植えられています。エシェゾーよりも土が深く葡萄が地中から様々な要素を吸収するので、より凝縮感があって骨格がしっかりしたワインになる傾向があります。良く熟した色調の濃いチェリー系果実のアロマや香辛料のニュアンス、タンニンも力強いですが熟成と共にワインに溶け込んでデリケートになっていきます。
Echezeaux
エシェゾー
ピノ ノワール種100%。「Les Rouges du Bas(レ ルージュ デュ バ)」の区画に約0.25haの畑を所有しており、約1億7000万年前のジュラ紀中期の泥灰土の土壌に樹齢約50年の葡萄が植えられています。グラン エシェゾーとは異なり土が浅い丘の斜面に畑があるのので、口当たりは柔らかく、フランボワーズのようなフレッシュな赤い果実のアロマ、下草のような涼しげなニュアンスもあり繊細な味わいになります。