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パルマンティエは1683年創業のシャンパーニュ・メゾンで、モンターニュ・ド・ランスのメルフィーと1級畑のシャムリーに畑を所有。その年ごとに時間が奏でるメロディーとそれぞれのテロワールの個性を尊重するため、2019年よりデメター認証を取得。認証を得ることは“ブドウ樹が野性に戻るための最初の一歩”と考え、“できるだけ自然に介入しない”ブドウ栽培を目指す。エチケットに描かれている“雪の結晶”は、いうなれば自然によってつくられる唯一の“建築物”であり、人間が触れれば簡単に壊れてしまうものの象徴。このロゴには彼らの造るシャンパーニュやワインが、この雪の結晶のように“自然から生まれたものである“という想いが込められている。
畑には果樹を中心とした樹を植樹し、13種類の植物の種を混ぜたものを“天然の肥料”として畑に播き、秋から春にかけて雌鶏と羊を放ち、植物相と動物相の相互作用を土壌によみがえらせることで継続可能なエコサイクルの確立を目指している。夏季選定は行わず、ブドウのツタ同士を編むように絡める。ツタを切り落とさなければ、ブドウは自分を守る必要もないので、実をみのらせることのみに集中できるからだという。ㇾ・デュレ・ル・ムティエのような一部の区画では、銅や硫黄は一切使用せず、植物とはちみつ、乳清のみで畑を管理している。
セラーでは亜硫酸をはじめとする醸造学的な添加物は添加せず、フィルターの使用はなし。ワインの最も繊細な“アロマ”を最大限保つためには、ワインには重力以外の力をかけるべきではないという考えに基づき、ポンプは使用しないために醸造所の設計も、重力の働きを最大限に取り入れられるように3階建てに設計されている。
地域:Champagne シャンパーニュ
地区、村:Chamery シャムリ―
醸造・栽培責任者:Célia & Stéphane Parmentier
セリア&ステファン・パルマンティエ
HP : https://www.champagneparmantierfrereetsoeur.com/
【ワイナリーと造り手について】
シャンパーニュ・パルマンティエは1683年から続くブドウ農家で、代々ブドウ栽培農家を生業としてきた。瓶詰をしていた時期もあるようだが、転機は2016年に訪れる。ステファンと2歳年のはなれたセリアがワイナリーの運営を任され、栽培から瓶詰までを始めたのだ。2021年にラシーヌが彼らのシャンパーニュを始めて試飲したときの驚きは、シャンパーニュの次世代を大きく期待させるものだった。
「生物は人に属すのではなく、生物をコントロールしたり、搾取したりしない。私たちは庭師であり、つまり、(積極的に関わるのではなく)自然を手助けする存在であり、自然が与えてくれる恩恵を享受するだけ。持続可能なエコシステムの確立と植物相と動物相の忘れ去られた相互作用を農業に取り入れることに情熱を注いでいる。それは農法にとどまらず、生きるうえでの哲学でもある。」とHPでも自身とワイナリーのことを紹介する通り、栽培面でも醸造面でも新たなる取り組みを行っている。
エチケットに描かれている“雪の結晶”は、いうなれば自然によって造られる“建築物”で、人間が触れれば簡単に壊れてしまうものの象徴である。このロゴには彼らの造るシャンパーニュやワインが、この雪の結晶のように“自然から生まれたものである“という想いが込めている。
【畑と栽培について】
森林農業とも呼ばれるアグロフォレストリーという考えがブドウ栽培の根底にある。モノカルチャーに対するポリカルチャーと言い換えても良いのかもしれないが、ブドウ以外の果樹や樹木(アプリコット、桃、プルーン、リンゴ、洋ナシ、カリン、マルメロ、チェリー、クマシデ、カエデ、菩提樹など)をブドウ畑内に植え付け、秋から春の間には鶏や羊を畑内に放し、植物相と動物相の相互作用により畑の継続的なエコサイクルの確立を目指す。
夏季選定は行わず、ブドウのツタ同士を編むように絡める。刃物でツタを切り落としたりしなければ、ブドウは自分を守る必要もないので、実をみのらせることのみに集中できるからだとステファンは考える。
またレ・デュレ・ル・ムティエのような一部の区画では、銅や硫黄は一切使用せず、植物の煎じ薬とハチミツ、乳清のみでの畑の管理を行っており、将来的にすべての区画で可能なことなのかどうか、思案中。
畑はモンターニュ・ド・ランスのシャムリ―村と北部のメルフィ―村に所有しており、2019年よりデメター認証を取得。ビオディナミ農法を行うことは、各ヴィンテッジや各テロワールを尊重する手段であるとともに、“ブドウ樹が野性に戻るための最初の一歩”と考えている。
【セラーと醸造について】
セラーでは亜硫酸をはじめとする醸造添加物は使用せず、無濾過無清澄。ワインの繊細なアロマを最大限保つためには、ワインには重力以外の力をかけるべきではないという考えに基づき、ポンプは不使用と決めており、醸造所の設計も、重力の働きを最大限に取り入れられるよう3層構造に設計されている。
◆リキュール・ド・ティラージュについて
シャンパーニュ・パルマンティエではティラージュも自家製のブドウ果汁で行っている(2020VTから)。伝統的にティラージュの際に用いる“選別酵母”と糖分と水を用いれば、失敗なく“計画的に”瓶内二次発酵により、シャンパーニュの泡を造りだすことはできる。しかし彼らは自分たちの畑で採れた翌年のブドウの果汁を用い、野生酵母の力によってシャンパーニュの泡を造り出すことを2019VTから選択した。
生産初年度の2016VTから2018VTは“伝統的な”ティラージュ。しかし2019VTからは一部のシャンパーニュで実験的に、2020VTからは生産する全てのシャンパーニュにおいて、自分たちのブドウ果汁を用いてティラージュを行う。
例えば2022VTの収穫は2週間ほどだったが、収穫期の最後の一番成熟したブドウを、ティラージュ用の果汁として収穫。そしてそのブドウ果汁の発酵が始まる前に、2021VTの醗酵の終わったワインとブレンドして瓶詰めし、瓶内二次発酵を行う。その際の2021VTと2022VT(ティラージュ用果汁)の割合は5:1ほど。つまり収穫量が果汁換算で2021VTが10hlあったとすると、2022VTの果汁が2hl必要になる。そして問題はティラージュ用果汁によって増えた2hl分のワインは蒸留所で蒸留しないといけないことだ。なぜならシャンパーニュ地方では収穫量と販売量の管理が厳しく行われており、2021VTの収穫時の申請が10hlであった場合、それ以上の量のシャンパーニュを2021VTとしてリリースすることはできない。法的制約もあり、醸造的にも非常にリスクの高い手法ではあるが、ステファンは以下のように考えている。
「市販のリキュール・ド・ティラージュを使う方が、安全に瓶内二次発酵が進むことは分かっている。しかしティラージュを自分たちの果汁で行った挙句、蒸留所へ送ることがあったとしても、僕は自分のブドウの果汁でティラージュを行うことを選択したい。僕にはこの“自然な”製法を選択しているという事実が必要で、ティラージュ用の砂糖や水をスーパーマーケットで購入したり、スペインやイタリアで製造されるリキュール・ド・ティラージュを使わない方法があるのならば、使わないという選択をしたい。」
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