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地区、村: Santenay サントネ
造り手: David Moreau ダヴィッド・モロー
サントネの固定観念をくつがえす驚くべき造り手が、世代交代に伴って彗星のように現れました。ダヴィッド・モロー、28歳。祖父ジャン・モローから2009年にドメーヌを相続した、新世代です。
アペラシオンを聞かずにブラインドで飲めば、シャンボール・ミュジニかモレ・サンドニの1級産のワインと思っても無理はありません。素直で純粋で、テクスチュアがきめ細かくて優美きわまる印象。不自然に造りこんだ形跡はみじんもなく、よほど手練れの名手が難なくこしらえたような印象すら与えます。20数年にわたる私のブルゴーニュ通いを通じて、このような資質をあわせもつワインに私は出会ったことがないと断言できます。
ダヴィッド本人については、まだ十分にはその人柄をつかみきっていないのですが、まっすぐに相手を見つめて話す様子から、思慮深い資質と、瞬時に決断ができる用意、しっかりとした日常の思考の深さと強さを感じました。祖父からドメーヌを継ぐやいなや、すぐさま大胆に栽培と醸造方法を変え、経験から学んだ方法を実行したからには、おそらくワイン造りに大切なこととしてはいけないことが、明確にわかっていると思われます。
サントネについては、赤ワインは、タニンが強くて土っぽく、荒々しい味わいで、せいぜい良質なものでも期待するほどのものでないと一般にいわれています。けれども、ダヴィッドのワインは、ブルゴーニュならではのピノ・ノワールの上質な魅力をたたえて、飲み手に深い喜びをもたらしてくれます。
ダヴィッドは1999年、ボーヌの醸造学校に入学、ディジョン大学でエノロゴの資格を所有するまでの10年間、さまざまなドメーヌで経験を積みました。2003年のシャトー・ド・ボーカステルに始まり、2005年にニュージーランドにわたり、新世界のピノとシャルドネを学びました。ブルゴーニュではドメーヌ・ユベール・ラミ(2004年と2007年)とドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(2008年)で修業しました。ドメーヌを受け継いだ直後から、自然な栽培に取り組んでいます。
いつも思っていることですが、優れたワインの条件は、誰がどのように造るかであって、テロワールが優れていることは必ずしも最重要ではありません。むろん、優れたワインがさらに複雑さと奥行き、深い味わいを表現できるためには、テロワールの質や格がものをいう。とすれば、コート・ドールの最南端にある、ぱっとしないアペラシオンのマランジュとサントネのワインを、コート・ドールの優れたクリュのワインと比べるのは格違いだから、無理というもの。せいぜいのところカリテ・プリどまりで、いいヴィンテッジの1級畑を選べばお買い得ぐらいなもの、ということになるでしょう。
しかし、ダヴィッドのワインを味わって、驚嘆せずにおれませんでした。ジャスパー・モリスは『ブルゴーニュワイン大全』の序章でもって、ブルゴーニュの精髄を体得していた巨人モーリス・ヒーリーの次の名言を引用しています。「私が人生で出会ったすばらしいものといえば、数本のみごとなブルゴーニュだ。別にグラン・クリュだったわけでもなく、偉大なヴィンテッジだったわけでもない。だがそのワインは最初のひとかぎだけで、造り手が、その年のその畑にできたブドウで、あらん限りの仕事をしおおせたことを如実に示していた」。
私にとってダヴィッドのワインは、まさに人生で出会った数本の見事なブルゴーニュです。ラシーヌ創立10周年を迎える今春、このようなワインをご紹介できることの幸せで、いま胸がいっぱいです。3月のリリース
(予定)に、ぜひご期待ください。
合田 泰子
ドメーヌ創業年:2009年
ダヴィッド・モローは1984年生まれ。祖父のワインを小さい頃から飲んで育ち、自然とワインに興味をもったダヴィッドは1999年にボーヌの醸造学校に入学、ワイン造りを本格的に学び、ディジョンのブルゴーニュ大学でエノロゴの資格を所有するまでの10年間に様々なドメーヌで研修し経験を積んだ。2003年のシャトー・ド・ボーカステルに始まり、2005年には新世界のピノとシャルドネを知るためにニュージーランドへ渡る。ブルゴーニュではドメーヌ・ユベール・ラミー(2004年と2007年)とドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(2008年)で研修を経験し、その時に「ワインはテクニックで造るものではない」ことに気付いたという。
2009年に25歳の若さで祖父ジャン・モローの畑の一部を受け継ぎ、当初から自然な栽培と醸造に取り組んできた。ダヴィッドの父は家を継ぐつもりはなかった様だが、孫のダヴィッドがそれに対し前向きだったため、祖父は80歳まで当主を続け、ドメーヌの解体や売却をせずにダヴィッドが相続をする時を待ったという。世代交代後は醸造・栽培においてそれまでの方針を大きく転換した。澱引きや瓶詰めの日は月カレンダーに従って決めている。祖父が以前そうだったように、馬で耕作を行い、より自然な畑に戻すことを使命として、日々ひたむきにワイン造りに努めている。
畑面積:5ha
栽培:リュット・レゾネ
土壌:石灰質(バトニアン石灰岩、バジョシアン石灰岩)
仕立て:ギュイヨ式、コルドン・ロワイヤル式
主要品種:ピノ・ノワール、シャルドネ
年間平均生産量:18000~19200本
収穫年の状況
2014年…春はとりわけ暑く、乾燥していた。7月8月は例年に比べ寒く、雨量が多い。しかし幸いにも9月は乾燥し天気に恵まれた。
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