カッシーナ ティオレ カッシーナ ティオレ カッシーナ ティオレ カッシーナ ティオレ
今までヨーロッパ2カ国にしか輸出されていなかった作り手。
なぜ今まで見つからなかったのか不思議なほど素晴らしい!
カッシーナ・フォルナーチェ / デザヤ 
Langhe Nebbiolo
ランゲ ネッビオーロ
「認証だけでいえば、バローロを名乗っても何ら問題のないネッビオーロから造られている」、というだけで十分驚かされるのですが、それもなんの抵抗もなく、当たり前に行動するマッスィモ。一般的には樹齢の若い区画のネッビオーロと考えますが、彼の父が植えた樹齢40年の区画が中心で、年によっては樹齢80年のブドウも使う事が多いといいます。収穫したブドウだけでなくアルコール醗酵が進む中、自身でテイスティングし、バローロにすべきか決めるという彼。選ばれなかったネッビオーロは、ヴィンテージによって違いますが木樽を通さず、ステンレスタンクのみで12カ月の熟成。そしてマッスィモが重要視しているボトル内での熟成を経てリリース。
木を通っていない分、バローロとは大きく異なるフォルムとヴォリューム感。より果実的でストレートな表現をもったネッビオーロ。非常にクリアでありながら、ブドウのポテンシャル、熟度の高さを感じる素晴らしいネッビオーロです。
カッシーナ・フォルナーチェ / ロエーロ アルネイズ“ペダフォルノ
Barbera d’Alba Superiore
バルベーラ ダルバ スーペリオーレ

栽培するブドウの大半はネッビオーロであり、バルベーラはわずか0.6ha。マッスィモ曰く「近年大きな問題となったフラヴィシェンツァ ドラート(病気)の影響を受けやすいバルベーラは、2015頃に大きな被害を受けたんだ。サントステーファノの畑にも樹齢70年を越えるバルベーラがあったけれど、その時にほぼ死んでしまった。この区画は2018年に再植樹した畑」といいます。ネッビオーロに比べれば樹齢も若く、畑の位置も決して良いポジションとは言えません。しかし、ペルノの持つ土地のポテンシャルに、マッシモの丁寧で几帳面な畑仕事、そして十分に収穫を遅らせ、完熟したバルベーラ。果実そのものの味わいの強さ、ポテンシャルを非常に強く感じつつも、ワインに一切の矛盾がない、清廉とした味わい。モンフォルテの土地のポテンシャルをはっきりと感じるバルベーラです。
カッシーナ・フォルナーチェ / ヴィスカ 
Barolo
バローロ
彼らの根本でありベースとなるバローロ。2019ヴィンテージより、ラベルにCruでもある「Pernoペルノ」と表記できるようになったため、バローロのみの名前は、今回最初で最後の入荷となります。カンティーナの近くに植わっている樹齢80年のネッビオーロ、マッスィモの祖父が植樹した畑であり、フィロキセラの影響を受けず、自根のまま残る樹も多く、所々にプロヴィナージュによって植樹された痕跡が残っている畑。クローンもランピアだけでなく、希少種であるミケ、ロゼも多く残っている貴重な畑。「1940年代、祖父の時代はミケやロゼの持つ複雑さや色調は淡くも繊細な味わいを持ち、とても評価されていたし、混植されるのが一般的だった。でも病気に弱くデリケートなミケ、アントシアニンの少ないロゼは徐々にランピアに変えられていったのさ」、そう教えてくれたマッスィモ。ペルノという土地の持つポテンシャル、樹齢が高く希少なクローンも多く残る畑、そこに収穫を極力遅らせ樹上での完熟を待つマッスィモの栽培美学。「素材がもつ可能性」という意味では、十分すぎる説得力かと思います、、、汗。それでいて、非常にエレガントで繊細、几帳面さと柔らかさが共存する味わい。造り手本人の「性格」をそのまま映したような魅力的な味わい。3週間以上、果皮と共に醗酵を行い、大樽での熟成は30カ月程度。大樽だけでなく、ボトル詰めしてからの熟成を非常に大切にしている彼。最低でも瓶内で18カ月以上経過してからリリースしています。
初回はカンティーナに残っていた2017を少量ながらいただくことができました!几帳面な彼の性格、整いつつも素材・土地のポテンシャルを感じる、魅力あふれるバローロです。
カッシーナ・フォルナーチェ / ロエーロ・リゼルヴァ“スレイヤ”
Rosso “Tinna
ロッソ ティンナ
樹齢の若いネッビオーロだけでなく、バローロの区画のネッビオーロも加え、テーブルワインという立ち位置で造られるロッソ。しかし、中身は一切の妥協はありません!上記の通り、自分で納得のいかないブドウはすべて量り売り、自身が納得したものだけを醸造するマッスィモ。ただ、ヴィンテージによってはバローロになり得るポテンシャルであっても、ごく僅かに余ってしまうワイン(DOCG申請の都合上)。こうした「バローロになりえる赤」を、古バリックやダミジャーナ(ガラス瓶)にストック、複数ヴィンテージ溜まった時点でアッサンブラージュ。シンプルにヴィーノ ロッソとして販売している、非常に贅沢な赤。
今回のロットは2018~2020頃のロットで味わいを見てボトル詰め、名前は一人娘Maltinaマルティーナの愛称より。これまで大きなマーケットを選ばず、自分たちで手をかけて量り売り、販売を続けてきたグラッソ家にとっては、非常に重要な「日常」を彩るテーブルワイン。果実的なネッビオーロの魅力が際立ち、ヴォリュームを感じつつも柔らかく、分厚い酸と土地由来のミネラル、香りの大きさに驚かされます。それでいて、奇をてらわないネッビオーロの本質的な味わい。バローロ以上に心地よく、リラックスして飲むことができる魅力。生産の都合上、決して量はありませんが、非常に魅力的で味わい深いネッビオーロ。ぜひ楽しんでいただきたいワインです。
 
 

カッシーナ・ティオレとは

 
 

現当主マッスィモ グラッソは3代目、1940年代に彼の祖父がこの土地を手に入れ、ブドウ栽培を開始。畑はモンフォルテダルバの中でもBussiaブッシアに次ぐ面積をもつPernoペルノにあります。ペルノの中でも西側に位置していており、向かい合う斜面はあのAldo Conternoアルド コンテルノのCru Bussiaの畑に向かい合う位置。標高350380m、西~南西に面した畑、土壌は強い石灰質と粘土質、部分的に砂質も含まれており、モンフォルテ特有の緻密な泥灰土の層と、堆積物土壌が豊富な土地。
畑は1か所にまとまっていて合計7ha。樹齢は古いもので、彼の祖父が1940年代に植樹した80年を越える区画、父アルマンドの植樹した40年代が中心。バルベーラも栽培しているが、栽培の中心はネッビオーロとなります。さらにクローンについても古く、ネッビオーロ ミケやネッビオーロ ロゼが多く残っており、樹齢80年の区画では台木を使わず自根で接ぎ木(プロヴィナージュ)されたブドウ樹も残っていることに驚きます。Bussiaに隣接する畑、St.Stefanoサント ステーファノは西向きで日照に恵まれた畑、泥炭質だけでなく強い砂質が特徴。非常に薫り高く緻密なタンニン、熟度の高いネッビオーロが収穫できる畑。
畑では小型のトラクターは使うものの、多くの仕事は手作業中心に行われており、非常に几帳面で誠実なマッスィモの性格がよく表れていて、すべてのブドウ樹に目が行き届いている素晴らしい畑。畑で用いるのは、毎年最低限の銅と硫黄物のみ。標高のある緩やかな斜面は常に風の通り道にあたり、病気やカビのリスクから自然に守られる環境が整っています。
収穫は、ブドウの成熟を見極めることを徹底。バルベーラで9月末、ネッビオーロに至っては10月中旬~下旬まで収穫を遅らせるのが基本、年によってはそれ以上に遅らせることも当然と語る彼。さらに言えば、そのまま量り売りにするブドウから収穫を始め、自ら醸造するブドウは一番最後、健全に成熟した完璧なブドウを選別して行うという徹底ぶり。「(カンティーナの)スペースがないから、多くのブドウは量り売りにするしかない。だからこそ自分たちで醸造、ボトル詰めするブドウは、その中で最も良いものにしちゃうよね」、と笑う彼。昨今のバローロの価格高騰により、量り売りであっても高い値が付くネッビオーロ。量り売りは彼らにとっても生活を支える重要な部分でもあります。
  醸造については、ブドウの素材の良さを尊重したシンプルな醸造。除梗したブドウはステンレスタンクにてアルコール醗酵を行い、バルベーラ、ランゲ ネッビオーロで約2週間、バローロは34週間ゆっくりと時間をかけて行います。伝統のセメントタンクを用いない理由は、よりクリアな状態でスムーズにアルコール醗酵~マロラクティック醗酵を行う事を意識しているから。「ワインとして完成(安定)するためには、マロラクティック醗酵をスムーズに、そして完全に終えることが不可欠。自分はどうしても収穫が遅くなってしまうため、冬を迎えて途中で止まってしまう可能性が高い。

もちろんそれは当然の事だけど、自分のように少量しかワインがない場合、1次醗酵を終えて温まったワインが、そのままスムーズにマロラクティック醗酵を迎えるには、ステンレスタンクがちょうどよい」、そう話すマッスィモ。バローロについてはすべて大樽20003500Lという大樽で熟成。ネッビオーロがバローロに至るために、最も重要なものは「時間」。大樽で長い時間を費やすことはもちろんですが、それと同様にマッシモが重要視するのは、ボトル内での熟成。通常のバローロで2430カ月程度、そのあと、1824か月とボトル内での熟成。バルベーラやランゲ ネッビオーロでも最低12カ月以上の時間を取ります。
バローロはもちろんですが、すべてのワインに通じる果実の純粋さ、ストレートな果実味に心を奪われます。そして時間とともに開いてゆく美しさ、そして一番に感じるのは、マッシモの節々に感じる几帳面で真面目さを感じる味わい。バローロという名前である以上、どうしてもワインに「偉大さ」を求め意識してしまうのは、当然だと思います。しかし、ティオレのバローロには、もちろん偉大さを全く感じないワケではありませんが、それ以上に親しみやすさ、シンプルな美しさ、身近な魅力を感じるバローロ。祖父、父の代より収穫したブドウの半数以上はそのまま量り売り。残ったブドウで醸造しますが、その中でも半分近くはボトル詰めせず量り売り、「選りすぐりの最も良い部分だけをボトル詰めする」、という徹底的に選別された素晴らしいバローロ。ボトル詰めしたワインのほとんどは、古くからの顧客の中で取引されていて、これまでほとんど市場には出回ってこなかったというのも納得できる味わいです。
昨今の高騰し続けるバローロの中で彼らは、ある意味「時代に取り残された」存在、素材の良さ、几帳面で勤勉な畑での仕事、伝統を守りつつも合理的、そして何より時間を費やしたワイン造り。あまり良い言い方ではないかもしれませんし、そこだけを見て欲しいわけではないのですが、、、汗。まるで10年前から時が止まったかのような、市場や流行に左右されないその価格に、衝撃を覚えます。基本的に生産量も少なく、初輸入のため、入荷数は決して多くありませんが、バローロという名前に見合った素晴らしいポテンシャルと、素直な魅力、素材そのものの良さを感じるワイン。改めてバローロという土地の可能性を実感できる素晴らしい造り手です!


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