ラシーヌの輸入するイタリアピエモンテのワイン

Racines

自然派のワイン
I Custodi I Custodi I Custodi
イルカンタンテで サルヴォ・フォーティと共にワイン造りをしていた実力者!
イ・クストーディ / ヴィヌヤンク テッレ シチリアーネ
Vinujancu Terre Siciliane IGT
ヴィヌヤンク テッレ シチリアーネ
品種:カッリカンテ、リースリング・レナーノ、ゲヴュルツトラミネール、グレカニコ、ミネッラ
植樹:2005年
位置:1,200m、エトナの北斜面
土壌:火山性砂質土壌
ステンレスタンクで醗酵
ステンレスタンクで熟成
 エトナ山の海抜1200mに0.4haの小さな畑に、混植された、フランス系品種とエトナの品種。山を散策中に偶然、行きついた、居心地の良い場所があり、ここで、ブドウを栽培したらどうなるのだろう、という純粋な疑問から、サルヴォ自身が2005年に植樹。しかしエトナ系品種では、果実が熟すことのまずない、高標高であったので、試しに早熟で、比較的未熟でもアロマティックなフランス系品種を選んで植えてみた。
 もともとイ・ヴィニエーリのワインとして醸造されていたが、2013年から2017年まで、I Custodi所有となった。が、醸造コンサルタントは変わらず、サルヴォなので、当時のままのラベルで出している。
ブドウ品種の割合は、フランス品種が70%、エトナ品種が30%ほど。
イ・クストーディ / アンテ エトナ ビアンコ
Ante Etna Bianco DOC
アンテ エトナ ビアンコ
品種:カッリカンテ主体
  (グレコニコ、ミネッラ)10%
植樹:2000年代
位置:750m、エトナの東斜面
土壌:火山性砂質土壌
ステンレスタンクで醗酵
ステンレスタンクで1年間熟成
 伝統的に、エトナの北側斜面は赤品種。海より、カターニャよりの、東斜面に白品種カッリカンテは植えられている。ねれっろ・マスカレーゼだけでなく、カッリカンテももちろんアルベレッロ仕立てである。
カッリカンテのミネラルの印象と酸を基調に仕上げている。
イ・クストーディ / ピストゥス エトナ ロッソ
Pistus Etna Rosso DOC
ピストゥス エトナ ロッソ
品種:ネレッロ・マスカレーゼ主体、ネレッロ・カップッチョ
植樹:2000年代年
位置:700m、エトナの北斜面
土壌:火山性砂質土壌
ステンレスタンクで1週間マセレーション
セメントタンクで15カ月間熟成
 ピストゥスとは足でのピジャージュを意味するエトナの方言だが、実際にイ・クストーディのワインをそのように醸造しているわけではない。
 モガナッツィ区画に建てられた、ワイナリーの周りの若木からのワインで、抽出も濃くなく、セメントタンクでの熟成も短いエントリーレベルのワイン。モガナッツィの区画自体は、当主のマリオが、ここでワインを造りたいと思わせるほどの、良い区画で、エントリーレベルのワインであっても、すべてアルベレッロで仕立てられている。
イ・クストーディ / エトネウス エトナ ロッソ
Aetneus Etna Rosso DOC 
エトネウス エトナ ロッソ
品種:ネレッロ・マスカレーゼ主体、ネレッロ・カップッチョ
植樹:1900年代年以降
位置:700m、エトナの北斜面
土壌:火山性砂質土壌
ステンレスタンクで2週間醗酵
500L樽で24カ月間熟成
 100歳近い樹齢の畑から、十分に成熟した果実から、しっかりと抽出し、2年近い、樽熟成をさせている。瓶詰め後も、2~3年様子を見てから、リリースをし、ヴィンテージの若いものから、先に出すこともある。自信を持って勧めたい、エトナ・ロッソ。
イ・クストーディ / セクラーレ・エトナ・ロッソ・リゼルヴァ
Saeculare Etna Rosso Riserva
セクラーレ・エトナ・ロッソ・リゼルヴァ
【ネレッロ・マスカレーゼ主体、ネレッロ・カップッチョ、アリカンテ、その他】
植樹:1770(推定)-2020年の混植
位置:600m、エトナの北斜面
土壌:火山性砂質土壌、ミネラルが非常に豊富
ステンレスタンクで25-28℃で12日間発酵
少なくとも36ヶ月樽熟成、その後36ヶ月瓶熟成
熟成には約2/3が古樽、1/3が新樽を使用する
 
 

イ・クストーディとは

 
 

  I Custodi イ・クストーディ
地域:Sicilia シチリア
地区、村: エトナ、モガナッツィ
オーナー:Mario Paoluzi マリオ・パオルーツィ
コンサルタント:サルヴォ・フォーティ
 
 
 
歴史:
マリオ・パオルーツィはエトナの麓の港町カターニャに生まれ、そこで生活をしながらも、エトナのワイン、特にネレッロ・マスカレーゼ種から造られる赤ワインには、若い頃から心惹かれるものがあった。そして、エトナ山でワイナリーを持つことをおぼろげに夢見ていた。
マリオとサルヴォ・フォーティとの出会いは2000年頃。それはちょうど、サルヴォがイギリスの歌手ミック・ハックネルからワイン造りを任され、ワイナリー【イル・カンタンテ】を立ち上げようとしていた頃だった。そしてシチリア人のワイナリー共同出資者を、必要としていたハックネルへと、マリオを紹介してくれた友人がいたのだった。ワイナリーを持つことが夢であったマリオは、嬉々としてその申し出を受け入れ、【イル・カンタンテ】のプロジェクトは順調に進んだ。しかし、ある時その友人が、ぼそっとつぶやいたそうだ。栽培はイ・ヴィニェーリ、醸造はサルヴォ、だけどワインはミックのワイン。マリオの名前はどこにいっちまったんだろうね
次の瞬間、マリオは自分のワイナリーを造ることを決意していた。【イル・カンタンテ】は2004VTを最後に、惜しくもワインの生産をやめてしまったが、マリオがそのブドウ畑を引き継ぎ、数年後の2007年に、念願のワイナリーを立ち上げた。栽培はもちろん、サルヴォ率いる、栽培家集団イ・ヴィニェーリ。しばらくはランダッツォの小さな醸造所でのワイン造りだったが、2018年にモガナッツィ(ランダッツォから東へ10㎞)へ、醸造所を建設した。それと同時に、それまで兼業で続けていた、以前の仕事も辞め、100%ワイン生産と、ワイナリー経営に注力できる状態になった。
ワイナリーの建築は、近代的な造りをしていて、マリオもエトナの伝統的なパルメント(醸造所)への思いはなかったわけではないが、やはりそのような醸造施設を建設することは、相当に複雑な事情があるようだ。昔ながらの石壁のワイナリーは、不衛生だという理由で、醸造所としては認可されない。
マリオはエトナで生まれ育ったわけではないけれど、サルヴォの考えに深く共感し、伝統的な、そしてクオリティーワインを造るためには、ブドウはアルベレッロ仕立てであるべきだと、強く信じている。彼はモガナッツィのワイナリーの建設の際に、そこにはすでにグイヨー仕立てで畑が植えられていたのだが、ブドウ樹をすべて引き抜き、アルベレッロへと仕立てるべく、植え替えてしまった。それだけ彼の、エトナの伝統への思いは強い。
 
HP抄訳
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敬意と情熱
クストディーレとは、地域を守り、伝統を重んじ、そして人を尊敬することを意味する。2000年以上前から人々によってブドウ樹がもたらされた、エトナの素晴らしい土壌の重要性と愛から、イ・クストーディのワインは生まれる。熱を帯びた肥沃な火山性土壌とそのミネラル、山の冷気、そしてシチリアの太陽の結実である。
 
ブドウ栽培家あってこそ
すべての樹齢の健全なブドウ樹は栗の木の柱に支えられ、密接して(1ヘクタール当たり8000株)植えられている。セメントを使わない、溶岩石で造られた段々畑に植えられたブドウ樹は、周囲の環境との調和をはかりながら、エトナのブドウ栽培をよく知る識者、すなわち栽培家集団イ・ヴィニェーリの手によってのみ、手入れをされる。何百年もの間、常にエトナの土地で行われてきた、合成化学物質を使用しない、人々と風景、そして自然に敬意を払った農法である。
 
I CUSTODI  イ・クストーディ
エトナにおけるワイン文化
古代の伝説や、旅人や自然科学者の記録、また芸術作品、詩、など多くの物語の中で、エトナで古くからブドウ栽培が行われていたことを示している。エトナの類いまれなる風土と肥沃な火山性土壌が、ブドウ樹にとって理想的な環境を作り出しているのだ。3000年前、まだシクリ人と呼ばれるシチリア島の古代民族がくらしていた時代から、ブドウ樹とワインは常にエトナ人の生活の中心にあるものだった。歴史の幕あけから20世紀末まで、ブドウ栽培家たちの作法や作業内容はほとんど変わっていない。ブドウの圧搾機や打栓機は、紀元前160年頃、古代ローマの大カトの記述と同じものが、数年前まで使用されていた。アルベレッロと呼ばれる仕立てはこの30世紀の間変わらずに残っており、いたるところでクインコンチェ(五つ目状)に植樹されている。これは、全てのブドウ樹がそれを取り囲む周りのどの樹とも同等の距離を保って植えられている手法であり、古代のギリシャ人やローマ人にとって大切なことであった。
 
ワインから生まれた景観
1800年には、エトナはシチリアで最も重要なブドウ栽培エリアになっていた。土地の半分以上をブドウ樹が占め、ブドウ畑は標高1000メートル以上にまで、到達するほどであった。ワインは継続的にエトナの景観を変えてきた。黒い溶岩石を使用した段々畑のおかげで、たどり着くのも大変な区画でのブドウ栽培を可能になり、エトナ周辺の鉄道は、リポスト港へのワインの輸送をより行いやすくするように敷かれた。ワインここから、ヨーロッパ全土、そして全世界へと大量に広まっていったのである。
 
復興
フィロキセラ、理不尽な税制そして多様な地域からの農業従事者の移住により、このような古くからのルーツをもったブドウ栽培の歴史は、ほぼ終止符を打つことになった。ここ最近20年になってやっと、我々のワイン醸造研究家であるサルヴォ・フォーティのような少数の人物の刮目すべき活動により、エトナのワインは復活を遂げ、ヨーロッパの偉大なテロワールの一つとして、正当な評価を獲得しているところである。
 
郷土
エトナは、常に生まれ変わり、新しい生命と文化が生まれている。度重なる噴火のたびに、以前までの生活は一変する。しかし、それにも負けまいと人々は工夫をこらし、山に住み続けている。1000年にわたり相次いで起こった噴火による溶岩流は、非常に多様な地形を形成していった。人々がいくら手を入れようとも、ブドウ樹は生き残るために自ら戦わなければならないのである。肥沃な大地にブドウ樹を深く根を張ることができる樹もあれば、ただの裸岩しか見つけられない樹もあるだろう。微気候は極端に多様で、冬はアルプスのように厳しい気温だが、夏はシチリアらしい太陽が南であることを思い出させてくれる。砂の多く含む火山性土壌は乾燥しており、たくさんの労力をもってしてのみ、この気候に屈することなく、ブドウ樹が成長できる、できるわずかな水分を土壌にとどめることができるのである。

エトナワイン
火山性土壌による乾燥にブドウ樹は苦しむことになるが、この苦しみは同時に刺激でもある。果実はわずかしか実らせないが、その品質はとても高い。甘さや凝縮感ではなく、適切な酸味を伴った素晴らしいバランスを常に備えている。カッリカンテ、ミンネッラ、グレカニコ、マルヴァジア、ヴィスパローラなどの白ワイン用品種、そしてネレッロマスカレーゼ、ネレッロカップッチョ、アリカンテなどの赤ワイン用品種がエトナで昔から栽培されてきたブドウ品種である。たいていブドウ畑はそれぞれの品種が隣り合って混植されている。原始的な栽培方法とエトナワインを造るには、多くの、時間と、資本、そして労力がかかる。しかし近道をしようなどとは、考えることも出来ない。なぜなら、伝統を尊重した方法でのみ我々の求めるワインは造ることができないからだ。
ブドウ樹は、アルベレッロ仕立てで、1ヘクタール当たり約1万株を上限とした高い密度で育てられる。栽培家集団イ・ヴィニェーリがひとつひとつの株を手作業で世話をしているので、硫黄とボルドー液のみの農薬散布の量も、年間で非常に少なく済ますことができる。収穫時期は遅く、自然に育った健康なブドウ房のみを選りすぐることで、本物のエトナの偉大なワインに生命を吹き込むのだ。
 
栽培家集団 イ・ヴィニェーリ
1435年、カターニャにてイ・ヴィニェーリは創設された。このエトナでのブドウ栽培家達の組織は、新しい世代に対して、ヨーロッパで一番標高の高い火山地域でどのようにブドウを栽培するのかを、教えることが主要な目的であった。そして6世紀もの時が経ったのち、サルヴォ・フォーティがこの組織を復活させたのである。サルヴォは、エトナという地域で生産されたワインというだけでない、本物のエトナワインを造るには、山で生まれ育った人々の手から離れたワイン造りではいけないと確信していた。そしてサルヴォ自身の周りでも、年老いていく世代とともに、古くからのブドウ栽培の知識が、消失の危機にあることが見て取れた。そして、サルヴォの創造的直観で、まるで彼らが育てるブドウ樹と同じように様々な年代の人々を集め、エトナの古木を再生させるためのグループが結成され、年配者達が若者達にその所作と知識を伝授することが可能となった。
 
人々
栽培家集団イ・ヴィニェーリは、長い間エトナで行われきたブドウ栽培において、一年を通して、どのような手入れが必要なのかをすべて熟知している。剪定、耕起、植樹、接ぎ木もすれば、段々畑を形成する溶岩石の垣根の修復もする。毎年10月には、火山でのブドウの収穫祭が催され、彼らが主役となる。それは、イ・ヴィニェーリがその昔15世紀に行っていたのと同じ情景である。
 
組合
エトナからカルタジローネ、ヴィットーリアまでに、5つのワイナリーと古樹のブドウ畑が点在している。これらのワイナリーと畑が、マウリツィオ・パガーノとサルヴォ・フォーティの指導の下に、一つとなっている。郷土への敬意と、各地域に根差したワイン造りの共通する哲学(アルベレッロ仕立てのブドウ畑、土着品種、人々の生活と環境の保護)の上に、結成された組合である。
 
ボトル
組織のそれぞれの生産者は、自身のアイデンティティーを持ちつつも、イ・ヴィニェーリのボトルに瓶詰することで、組織の共通哲学への賛同の意志を表明している。ボトルには、1435年にルーツをもつ木のレリーフが、組織のシンボルとして描かれている。
 
LE VIGNE】 ブドウ畑
モガナッツィ・カンティーナ区画
クオリティーに対するあくなき探求心のため、モガナッツィのブドウ樹は植樹から10年しかたっていないにもかかわらず、全てアルベレッロ仕立てで植え替えられた。というのも、当主のマリオが畑を購入した時、それらの畑はグイヨー仕立てだったのだ。
ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョ、カリカンテは、昔ながらのクインコンチェ(五つ目状)で植えられ、質と量の絶妙なバランスを備える。
 
 
モガナッツィ区画
我々の、火山のブドウ畑への情熱に火が付いたのは、モガナッツィをはじめて散策した時だった。昔ながらの工法の溶岩石の垣根で囲われた、天然の円形劇場ともいえるブドウ畑は、中心にパルメントを備えており、エトナの北部のネブローディ山を望むことができる。段々畑を支えている垣根は、よりよい水はけと、また土中の風通しをもよくしてくれている。そこで我々は、半世紀もの寿命をもった素晴らしく健康な幾千ものブドウ樹を見つけたのである。それらのネレッロ・マスカレーゼとネレッロ・カップッチョは、我々の初めての赤ワインであるエトネウスを生み出した。(しかしその畑は多くの死んだブドウ樹も残っていたため)イ・ヴィニェーリとは失われた時間を埋めていくように、長い期間をかけて、新しい苗を植えていった。ひとつひとつ、彼女らの姉妹のように自然に長生きするように願いを込めて、新しいブドウ樹を植えていったのだ。
 
プンタラッツォ区画
プンタラッツォの頂に立てば、メッシーナ海峡からカターニア港までのイオニオ海の絶景を望むことができ、それは一度見れば忘れることができないほど素晴らしい。遠くにはカラブリアの山々が見え、約1000メートル真下にはその昔エトナのワインを遠くまで運びだしていた、リポストの港が見下ろせる。東に向かって下る段々畑では、イ・ヴィニェーリが昔ながらの工法で石垣を修復し、14000ものカリカンテの若枝を1メートルずつ、均等にクインコンチェ(五つ目状)に植樹していった。
 
フェウド・ディ・メッツォ区画
このフェウド・ディ・メッツォ地区を歩いてみると、エトナのブドウ栽培の歴史に浸ることができる。ブドウの根は思うがまま自由に伸び、不規則に密集し、中には樹齢200年にも及ぶブドウ樹がある。世代を追って植えられてきた、ブドウ樹はどれもまだ、非常に健康だ。ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョ、そしてアリカンテは、じっくりと熟成したワインを作り上げるため、最初の数年のヴィンテッジは、ゆっくりと時間をかけて熟成させているところである。
ブドウ畑に積み重なる石は、継続的な噴火により年々増え続けている。継続的な噴火が、エトナのこれらブドウ畑の景色を描き出し、そして我々は、この景観を守っていくことに決めた。樹齢100歳のブドウ畑にそびえる見張り台の修復をすることで、自らをエトナのブドウ畑のクストーディ(守り主)として定義づける意志を、繰り返し表明し続けている。


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