Copper Pot Pinot Noir
コッパー・ポット・ピノ・ノワール
【キュヴェ】もともとジョンの妻 ターシャの実家が営むホテル専用に造られたキュヴェで、正に「お食事と楽しむワイン」
【品種】ピノ・ノワール100%
【W.O.】Western Cape
【産地①】オーヴァーバーグ地域の内陸の山間 《土壌》主に砂岩
【産地②】へメル・アン・アルド・リッジ 《土壌》粘土質の多い頁岩
【全房使用率】40~60%
【醗酵】軽いパンチングダウンとポンピングオーバーにて優しく抽出しながら、野生酵母による自然醗酵
【スキンコンタクト】約30日間
【熟成】3~5年使用のフレンチオーク樽にて8カ月間
【テイスティングノート】桑の実、クランベリー、ローズウォーター複雑なハーブの鮮やかなアロマが印象的で、口に含むと、美しい酸とふくよかで細かいタンニンがバランスよく口中に広がり、プラムや赤スグリ、ブラッドオレンジのニュアンスを伴う凝縮した果実味を存分に楽しめます。
【アルコール度数】13.5%
Tin Soldier Semillon
ティン・ソルジャー・セミヨン
【キュヴェ】セミヨン・グリのみを用いてスキンコンタクト醗酵をさせており、南アフリカでは大変ユニークなキュヴェです。セミヨン・グリの果皮由来の独特の明るいブロンズカラーの外観が美しいワインです。
【品種】セミヨン・グリ
100%:南アフリカにおいてセミヨン・ブラン種の突然変異で果皮が赤銅色になった独特の品種で、
1963年植樹のセミヨンの畑からセレクション・マサールされました。
【産地】スワートランド
【植樹】
2011年 【仕立て】トレリス(密植した格子垣)
【土壌】花崗岩砂質
【醗酵】ワインに複雑味を持たせる目的で、一週間スキンコンタクトを行い、野生酵母による自然醗酵を促します。
【テイスティングノート】このワインの特徴はセイヴォリー感と独特の甘みが見事に共存していることです。
アロマにはジンジャーブレッドやミカンの果皮、乾燥アプリコットや錆のような鉄のニュアンスが感じられ、
味わいにおいてはリンゴ、クリームキャラメルやオレンジケーキなどの甘味のバランスは絶妙で、
ドライながらしっかりとグリップするタンニンは花梨やルイボスティーを思いおこさせます。
【評価】Tim Atkin MW, SA Special Report
/94pt
【アルコール度数】
13.0%
Rocking Horse Cape White
ロッキング・ホース・ケープ・ホワイト・ブレンド
【キュヴェ】西ケープ州のテロワールを最大限に表現したマルチヴィンヤードのマルチセパージュ・キュヴェで、
ジョン・セコム氏が追い求める深味、テクスチャー、繊細さを兼ね備えるため、畑の歴史に捉われることなく、
審美眼に叶った相応しいブドウ樹が育つ区が厳選されています。
キュヴェ名は、ジョンが娘たちのために
ワイン熟成に使用した古樽で作った揺り木馬に由来しています。
【品種・産地・樹齢・土壌】
①ルーサンヌ
30
%
(産地
)ステレンボッシュ
/パールドバーグ
(樹齢
)14年
(土壌
)風化した花崗岩
/粘土質
②シュナン・ブラン
28
%
(産地・樹齢
)パールドバーグ
44年
/マルメスバリー
40年
(土壌
)風化した花崗岩
/鉄分豊富な土壌
③シャルドネ
20
%
(産地
)セレス・プラトー
(樹齢
)10年
(土壌
)砂岩に覆われた粘土質
④セミヨン・ブラン
15
%
(産地
)スワートランド
(樹齢
)60年と
14年
(土壌
)沖積土壌
⑤クレレット・ブランシュ
7
%
(産地
)ウースター
(樹齢
)45年
(土壌
)沖積土壌
【収穫】エレガントなワイン造りを目指しているため、ブドウが熟しすぎない適切なタイミングで手摘みにて行います。
【W.O.
】Western Cape
【全房使用率】100
%
【醗酵】様々なサイズのオーク古樽にて自然醗酵 【マロラクティック醗酵】あり
【熟成】ブルゴーニュ産古樽使用
【テイスティングノート】
2023ヴィンテージは非常に重層的で張りを感じることができます。アロマには火薬香、
ピーチやジャスミンが感じられ、パレットには優しくトロピカルフルーツが表れ、バニラや柚子のニュアンスがタイトなフィニッシュへと導きます。
【評価】Tim Atkin MW, SA Special Report : 94pt
【アルコール度数】
13.5%
Paper Kite Old Vine Semillon
ペーパー・カイト・オールド・ヴァイン・セミヨン
【キュヴェ】かつて南アフリカで多く栽培されてきた主要品種といえば「セミヨン」でしたが、近年はあまり存在感を示せていませんでした。しかし所々の畑にはまだ古樹のセミヨンが残っており、幸運にもジョン・セコム氏は
スワートランドで樹齢
60年になるセミヨンに出会う機会に恵まれました。
この古樹からは、アロマティックな
若いクローンには到底表現できない「深味」がもたらされます。
【品種】主にセミヨン・ブラン 少量のセミヨン・グリ
※単一畑に混植
【
W.O.】
Swartland 【産地】スワ
―トランド
【土壌】沖積土壌
(花崗岩
)
【植樹】
1963年 【全房使用率】
100%
【圧搾】古いバスケット・プレス使用
【醗酵】オーク古樽と
500Lの新樽にて野生酵母による自然醗酵
【マロラクティック醗酵】あり 【熟成】オーク古樽使用
【テイスティングノート】アロマはセイヴォリーで火打石、タイムやレモングラスのニュアンスが感じられます。
パレットは非常にフォーカスされ、口内全体にライム、黄リンゴ、さらには塩の効いたピスタチオなどが
複雑に広がり、メレンゲやヌガーを感じさせる非常にリッチなフィニッシュへと続きます。
【評価】Tim Atkin MW, SA Special Report
/95pt(Wine of the Year, Semillon)
【アルコール度数】
13.0%
ソーン・ドーターズ / ワンダーラーズ・ハート・ケープ・レッド・ブレンド
Thorne & Daughters / Wanderer's Heart Cape Red Blend
【キュヴェ】「ワンダラーズ・ハート」とは、当主のジョンが知り合いの作家にお願いして娘たちのために書いてもらった子供向けの短編小説のタイトルで、
”ケープで育つということ
”が描かれています。そして正にこのキュヴェも、ジョンの「ケープらしさ」を持つ黒ブドウを使ったワイン造りに挑戦してみたいというチャレンジ精神から生まれたもので、様々な土壌が混在する西ケープ州において、それぞれの気候と土壌と品種との相性がぴったりマッチしている区画で育つ5つの品種がブレンドされています。
【W.O.
】Western Cape
【①品種・産地・樹齢・土壌】グルナッシュ・ノワール
66% 産地:フール・パールドバーグ
/パールドバーグ
樹齢:7
年/14
年 土壌:粘土質/
花崗岩
【②品種・産地・樹齢・土壌】ムールヴェードル
23%
産地:ボット・リヴァー
樹齢:
12年
土壌:粘土砂利質
【③品種・産地・樹齢・土壌】シラー
11%
産地:ボット・リヴァー
樹齢:
12年
土壌:頁岩
【全房使用率】
60% 【圧搾】バスケットプレス使用
【発酵】開放槽にて、1日2回のパンチングダウンを行いながら約
30日間、野生酵母による自然発酵
【マロラクティック発酵】あり
【熟成】オーク古樽にて
9カ月間
【テイスティングノート】アロマにはルビーグレープフルーツや濃い赤系のベリー、イチヂク、アカシアの樹皮やローズマリー、僅かなスパイスの香りが豊かに感じられ、華やかというよりは落ち着いた複雑な印象です。口に含むと、明るくピュアな果実味が印象的で、細かいタンニンが全体を引き締めており、杉の木やシナモンの香りを伴うフィニッシュへと誘(いざな)われます。
【評価】Tim Atkin Special Report
/93pt
【アルコール度数】
13.5%
Cat’s Cradle
キャッツ・クレイドル
【キュヴェ】スワートランドの西は
1981年。パールドバーグに立地する
1971年と
1979年に植樹されたのブッシュ・ヴァインの古木のブドウから造られていますが、今ヴィンテージにはより鉄分の多い土壌を有するヌーヴェランドの畑からのブドウも含まれます。
【品種】シュナン・ブラン
100%
【土壌】風化した花崗岩/赤鉄分を多く含む土壌
【全房使用率】
100%
【圧搾】古いバスケット・プレス使用
【醗酵】オーク古樽にて野生酵母による自然醗酵
【テイスティングノート】アロマには青ナシや黄リンゴ、ライムの葉などの魅惑的なニュアンスが感じられ、口に含むと
ふんだんな蜜蝋と塩をしたアーモンド、蜂蜜やエルダーフラワーなどが口内に複雑に広がり、
深く長い溌溂とした余韻をお楽しみいただけます。
何年か熟成させると更なるポテンシャルを発揮することでしょう。
【評価】Tim Atkin MW, SA Special Report : 95pt
、Wine of the Year
(Chenin Blanc
)
【アルコール度数】
13.0%
Man in the Moon
マン・イン・ザ・ムーン
クレレット・ブランシュ 100%
(ステレンボッシュ)
Alc. 11.94%
クレレット・ブランシュはウェスタン・ケープではとても長い歴史を持つブドウですが、今日では単一品種でワイが作られることは珍しくなりました。畑はステレンボッシュ地区のポルカドラーイの丘にあり、樹齢35年です。ブドウは除梗してスキンコンタクトするものと、全房プレスするポーションに分けられ(約50%ずつ)、そえぞれ古いオーク樽にて醗酵させます。フルーツ感が表に出て薫り高く、焦げた砂糖、白ネクタリン、オレンジの花、ルイボスの葉、甘いハーブのトーンがしっかりした骨格の中に感じます。
Snakes & Ladders Sauvignon Blanc
スネイクス・アンド・ラダーズ・ソーヴィニヨン・ブラン
【キュヴェ】ケープタウンから約
250km北に位置するスカーフバーグと呼ばれる山岳地帯の貴重なブドウを使用しています。この地は非常に乾燥しており、恐らく南アフリカにおけるブドウ栽培地域のなかでも、地理的にも気候的にも一番過酷な環境の一つと言える地域です。
【品種】ソーヴィニョン・ブラン
100%
【
W.O.】
Olifantsrivier 【産地】オリファンツリヴァー
【樹齢】25-29
年
【土壌】風化した砂岩に覆われた粘土・沖積土壌
【収穫】エレガントなワイン造りを目指しているため、ブドウが熟しすぎない適切なタイミングで手摘みにて行います。
【全房使用率】
100%
【醗酵・熟成】
225Lと
300Lのオーク古樽にて自然醗酵後
9-10ヶ月熟成
【マロラクティック醗酵】あり
【テイスティングノート】アロマには黒スグリや砕いた月桂樹、更には乾燥海苔のニュアンスがトロピカルフルーツと共に
複雑に混じりあいます。パレットは芳醇でしっかりとした骨格があり、桑の実やザクロを思わせる
味わいの中に、塩味を帯びた酸を豊富に感じることができます。
【評価】Tim Atkin MW, SA Special Report : 95pt
、Wine of the Year
(Sauvignon Blanc
)
【アルコール度数】
14.5%